中国大連開発拠点視察(大連馨天地科技有限公司)

大連の開発拠点を立ち上げてから早4年が経ちました。

2年前はたった2名だったのに今では5名が働いてくれています。人の移り変わりの早い中国ですが、うまくマネージメントしてくれています。

最近は開発も順調に品質良くなってきており年末から3月にかけての繁忙期は特に頼り甲斐のある存在となっています。今回2年ぶりの大連ですが、メンバーが増えたのとオフィスを移転したということで視察に行くことになりました。

今後開発の設計を担う若手の2人も同行してもらい現在の大連を肌で感じてきました。

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大連の会社の場所は大連市内から10kmほど南西にあるソフトウェアパーク内にあります。
上の地図では左下についている★印の場所です。この辺りにはたくさんの大手IT企業がオフィスを構えておりその中に立つビルの1室になります。宿泊がちょうど地図の真ん中大連駅裏のビジネスホテルとなり、大連駅からバスで1本で行けるところです。

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これがオフィスの入るビルの外観。なかなかグレードの高い立派なビルです。この17階の角部屋が大連の拠点になります。このビルの1Fにある餃子の店はなかなかおいしく昼ごはんにヘビーユーズしそうな場所です。

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ありました。入口は立派なサイン入り。前のオフィスはこういうのは何もありませんでしたが、より雰囲気的にもよくなっています。さて中に入っていきましょう!

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みなさんもくもくと仕事をしています。2,3時間はいましたが、その間話しかけない限り一言もしゃべらず仕事をしています。性格なのか、お国柄なのか少しイメージと異なりました。もしメンバーがあと10名ふえても大丈夫なくらい広かったので日本メンバーももっと頑張って仕事つくって増やしていければと自分自身へのモチベーションアップにもつながりました。

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会議室としてつくったクローズされた部屋はいま社長室となっています。ほとんどは日本で仕事をしているのであまり使うことのない部屋になっています。もったいない。近いうちに活用でるように社長にはたくさん仕事をさばいていただきましょう!

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17階の角部屋なので窓がたくさんあり綺麗な景色が見渡せます。上に見えるのはあの有名なNeusoftが運営する大学とオフィスです。見渡す限りの広大な敷地に建物。圧巻です。さすが中国でも有数なIT企業です。スケールが違います。

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どのような企業が近くに入っているか視察にうろうろしますが、行けども行けどもNeusoftの敷地。おそろしい。Microsoftの子会社も前回は車越しに見ましたが、あまりの寒さで断念。しかし日本で想像しているのと実際に現地に行くのとではイメージがかわりとても良い機会でした。

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夜は大連メンバー全員と食事を楽しみましたが、陳さん以外は誰もお酒をのみません。自分から話してくれないので私たちが話さなければシーンとしています。みなさん恥ずかしがり屋なのでしょう。絵をかくのが好きという武さんに絵の話を深堀したらちゃんと食いついてくれました。みなさん初めて会う日本のメンバーに緊張しているのでしょう。

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視察はまだ終わりません。大連はもともと政府の政策で特区として外国企業を誘致したことから急激に発展しました。ここ15年ほどのことです。オフィスはソフトウェアパークにありここもIT企業が集まる場所ですが、製造業や貿易関係の会社が集まる巨大な開発特区が北東約20kmくらいのところに存在します。一目は見てみたいとお願いし連れて行ってもらいました。大連の大渋滞もありつくと真っ暗になっていましたが、広大な敷地を巡回し規模感を感じてきました。
ひときわ大きかったアイリスオーヤマさんの工場がとても印象的でした。最近は日本企業も大連から撤退しており日系企業がすくなくなっているといいます。人件費の高騰はソフトウェア業界のオフショア開発でも深刻なのでしょうがないですね。
弊社の開発では今主流のベトナムにも負けない低価格で請け負えるよう生産効率をあげています。じきにベトナムも人件費が高騰してくるのでその時は大連も見直されてくるにちがいありません。

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夜ごはんは大連定番の火鍋。辛いだしと白湯の半分ずつにして肉と野菜をたっぷり。若手の2人は辛い物が苦手そうで白湯の方を中心においしくいただきました。一緒に飲んだ老酒度数が高く250mlでも十分酔えました。移動を抜くとたった2日間の視察でしたが現地を直に見て直接メンバーと触れ合う機会は万国共通大事なことだと感じました。