我慢限界「コロナ離婚」 一緒の時間増え、価値観の不一致表面化

新型コロナウイルスの感染拡大による外出自粛で、離婚危機に陥るケースが出始めている。もともと感じていた性格や価値観の不一致が、家にいる時間が長引くことで表面化し、夫婦関係の破綻につながっているようだ。

広島市南区の40代女性は離婚届を出し、約10年の結婚生活を終えた。「娘が生まれた4年ほど前から違和感があった。
離婚は時間の問題だったけど、コロナが決定打になりました」と振り返る。

自営業の元夫は、これまでは月の半分が県外出張で不在だったが、新型コロナの影響が出始めた2月ごろから仕事が減った。
家にいることが増えたのに、幼い3人の子どもの面倒は見ない。外に連れ出して遊ぶことも一切なかった。

自室にこもって休業補償について調べるか、趣味のゲームに没頭する日々。
夜7時から翌朝5時まで画面に向かう。手を止めるのは夕食の間だけで、子どもが近づくと「ゲームの邪魔」と追い払った。「経済的な不安からの現実逃避なのかもしれないけど、情けなくて…。こんな父親の背中を子どもに見せたくない」と離婚を決意した。

引用:ヤフーニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/22389fbd874c6d59dd951f0ae6a9c41cbb82a53f

─ YODOQの見方───────────────────────────

コロナ離婚についての原因を下記の4つに分類してみました。

1.亭主関白型
夫が一家の大黒柱で家計を支えて働いているパターンで、特に自営業や営業職など、労働時間が比較的長い職種に見られやすい傾向で、コロナウイルスの影響により、就業の自粛を余儀なくされ、かつ、収入も著しく下がる場合、自宅に居ても、家事をしない、子供の勉強や遊びに付き合わないような場合に、妻が夫に失望するケースが多い。

2.モラル幻滅型
夫が、自粛要請中にも関わらず、パチンコに行ったり飲みに行ったりし、帰宅した際に手洗い・うがい・消毒等の対策を一切行わないケースで、それ指摘されても改善するつもりが無い場合に、今後も一緒に生活するのが困難だと判断されてしまうケースが多いとみられる。

3.虐待・モラハラ型
2.とは全く逆で夫がコロナウイルス対策への意識が非常に高く、それを家族に強いてしまっているケースで、少しでも家族に感染リスクのある出来事に対して異常に反応し、叱責・暴力などをしてしまうケース。
コロナウイルスが広がる前には、見えなかった夫の隠れていたハラスメント要素が見えてしまったケース。こちらはケースとしてはそれほど多くないと思われますが、コロナウイルスによる自粛が長く続けば続くほど、ストレスや不満が溜まって爆発する可能性があります。

4.自滅型
そもそも不倫・浮気をしており、コロナウイルスによる自粛の影響で、浮気相手と会う時間が少なくなったことで連絡が頻繁となり、かつ、自宅に居る時間が多いことで妻に察知されやすくなっていることに気づかず、バレてしまうケース。バレれば即離婚に繋がるケースが高いとのこと。
この状況下で、不倫・浮気をしてしまう事への嫌悪感と、夫の収入減少のリスクが高い場合などさらに引き金を引きやすくなっているいう。

大きく分けて上記4つのパターンが考えられます。
コロナウィルス以前からも原因としては存在していたが、コロナウイルスによる生活様式の変化に伴って、考え方や行動を変えずとも今までと同じような夫婦関係を維持出来ると思っている方が特に危険な傾向にあると思われます。
自身の生活様式だけでなく、生計を共にする家族全体の生活様式も合わせて見直していくことで、お互いの信頼関係が増し、今まで以上に家族との絆も強くなるのではないでしょうか。

参考:<東洋経済オンライン>
https://toyokeizai.net/articles/-/345536