コロナ禍の山登り

私はたまに山登りをします。もっぱら近くの低山で、あまり人が入っていないような山を選んで登っています。
コロナ感染が広がった昨年の春以降、山も同様に登ってはいけないという風潮が流れており、しばらく自粛していました。
しかし、当然、山はオープンエアーですし、私の行く山は名もないような山なので、登っている最中に人に会うことはまずありません。もちろん、その場所に行くまでの公共交通機関の中は気を付けなくてはなりませんが。
そんなわけで若干の理不尽さを感じていました。
そこで、コロナ禍においては山登りもできるだけ避けなければならないという理由を昨年夏頃の記事から紹介します。

そもそも、山に登っていいの? NHK Web 2020/7/29
全国各地の山では感染拡大の影響で山岳に関わる団体が一時期、登山の自粛を呼びかけました。「密閉していない外の登山なのに何で自粛?」という声がインターネットなどでも相次いで聞かれました。
その主な理由は、山でも混雑する場所があり感染のおそれがあること、万が一遭難などした場合、山がある地元の医療機関をひっ迫させるおそれがあることなどがあげられていました。

引用:NHK Web 2020/7/29

─ YODOQの見方───────────────────────────

ところが、新しい生活様式といいますか、リスクを回避して徐々に元の生活を取り戻そうという動きから、登山に対する考えも変わってきている感じがします。

withコロナ時代の登山ハイキングは? yahoo ニュース 2020/6/9
長く続く自粛やリモートワークなどによって、運動量が減ってきています。
日本各地で人の動きが再開されているニュースも目にするようになって、そろそろ身体を動かそうかな、とお考えの方も増えてきました。
山登りを趣味としていない方も涼風が吹き抜ける緑の山道や高原になら出かけてみたいと思うのではないでしょうか。太陽の日差しを浴び、ゆっくり歩く登山ハイキングは心と身体をリフレッシュします。遠くの有名スポットまで行かなくても、住んでいる街の近くにも素敵なところがあります。なまった身体がビックリしないよう、ご近所の寺社仏閣の杜や公園から始めてみましょう。そして、1時間ほど電車で移動すれば緑いっぱいの山の麓に行けることでしょう。
登山者ならではの注意点というのも紹介しておきます。
コロナ禍で「山の力」が落ちてしまった私。山登りは「初心」に帰って。ヤマケイ 2021/10/29
今回の山登り再開で訪れた苗場山で、思うように足が動かなかったことに、がく然としました。
この季節なのに半袖で登ったのが仇となり、稜線ではすこぶる寒かった。ウインドブレーカーは持参していたものの、藪漕ぎもあったので腕が傷だらけに。これは痛恨のミスでした。
愛用していた登山靴が、久しぶり履いたらサイズが合わず、序盤から両足の親指を痛めるというアクシデントまで。

このような記事と自分なりの経験から、山登りを始めるにあたっての注意事項をまとめてみました。
・近場で、短時間で。無理をしない。
・できるだけ少人数で行く。
・行きかえりに注意する。特に帰りは疲れて注意が散漫になる。
・久しぶり!ということを十分理解して、自分の体力を過信しない。初心に戻ってもう一度準備を見直す。
・このところの自粛で人があまり入っていない山は荒れています。今までのルートが通れなかったりすることも。引き返すことも視野に入れ時間に余裕を持って。

さて、最後に近畿圏のおすすめの山をご紹介します。
滋賀 南草津の湖南アルプスというところです。ここは、太神山、矢筈ヶ岳、笹間ヶ岳、堂山という四つの山を有しています。それぞれ400m~600mぐらいの高度で、二つぐらいの山だったら大体4時間ぐらいで降りてこられます。稜線に出れば常に下界、下りるべき場所が見られるところも安心です。
春になって、もう少し感染が収まり、季節がよくなったら、山へもお出掛けになってはいかがでしょうか。

引用:yahoo ニュース 2020/6/9
ヤマケイ 2021/10/29