6時間睡眠の人ほど「体調不良に陥る」納得理由

忙しい日本のビジネスパーソンは総じて、睡眠不足に陥りがちです。しかし、「睡眠時間を削って働く」よりも「睡眠時間を1時間増やす」ほうが、圧倒的にパフォーマンスが上がるということが、科学的にも証明されているのをご存じでしょうか?
睡眠時間を削ると脳のパフォーマンスが著しく低下します。どのくらい下がるのかというと、6時間睡眠を14日間続けると48時間徹夜したのと同程度の認知機能になります。
これは具体的には、日本酒を1~2合飲んだときの「酔っぱらい状態」での認知機能に相当します。つまり、毎日6時間睡眠を続けている人は、「毎日徹夜明けで仕事をしている」「お酒を飲みながら仕事をしている」のと同じくらい低いパフォーマンスで、日々仕事をしているということです。

● 多忙な人にこそやっていただきたいのが、「1週間限定、睡眠時間1時間アップチャレンジ」です。今日から「ずっと」睡眠時間を1時間増やさなければいけないというと「難しい」と感じるかもしれません。なので、ずっとやる必要はありません。「1週間限定」でいいので、いつもより1時間早く寝て、1時間だけ睡眠時間を増やしてください。「しっかり眠ると、こんなに調子がいいんだ」という気付きを得るだけで「睡眠改善」へと、大きな一歩を踏み出すことができるはずです。「睡眠時間を1時間増やす」は、最も簡単で、最も効果が得られる最強の仕事術なのです。

●平日、睡眠不足の人は、「仮眠」をとるといいでしょう。仮眠によって、日頃の睡眠不足が無しになるわけではありませんが、「集中力低下」などの脳のパフォーマンスを改善し、健康に対する害を減らすことが可能です。アメリカのNASAの研究によると、26分の仮眠によって、仕事効率が34%アップ、注意力が54%アップしたそうです。
「正しい仮眠」を取るための5つのルール
1:30分以下20〜30分が効果的
2:眠る前にカフェイン摂取 約30分後にはカフェインの効果があらわれる
3:できれば身体を横に
4:15時までに終了
5:30分で食事、30分仮眠 60分の昼休みがある方は、30分で食事をして、残りの時間を仮眠に当てる。

引用:東洋経済オンライン 2021/04/07

─ YODOQの見方───────────────────────────

この記事を選んだのは、僕の睡眠時間が約6時間~6時間30分ぐらいと短いこと。
また、特に最近、寝つきが悪かったり、夜中に何回も目覚めたりして睡眠の質が悪いと感じているからです。
これは、ひとつにはリモート勤務の影響があると思っています。リモート勤務の期間は生活リズムが乱れがちで、次の日リモート勤務ということでつい夜更かししたり、あるいは職住が一致していることによって、上手く切り替えができず、定時以降もリラックスできていないと感じることもありました。
そこで、一般的なコロナによる睡眠への影響というものを調べてみました。
新型コロナウイルス感染拡大以降、睡眠の質に変化が見られ、63.2%もの人が睡眠の質が悪いと感じていることがわかりました。
睡眠の質が低下した人の具体的な悩みとしては、「眠りが浅い」をはじめ、「夜中に何度も起きる」「寝ても疲れが取れない」「起床時に熟眠感がない」といったものが多く、深い睡眠がとれていない傾向がうかがえます。
睡眠の質が低下した人の睡眠不調の原因については、「不安やストレス等で、考え事が続く」という回答が最多になりました。
次いで、「遅寝遅起きの習慣化」や「生活リズムの乱れ」など、新型コロナ感染拡大以降の生活リズムの変化に起因する項目が多い傾向にあります。
その対策として挙げられていたのは、

●生活変化にあわせた睡眠改善
睡眠の準備は朝から始まっている!起床後に光を浴びて「睡眠タイマー」を入れよう。
睡眠の準備は、朝目覚めて光を浴びたときから始まっている。一日の睡眠-覚醒リズムを調節する体内時計の周期は24時間より少し長いため、朝の光を浴びることで周期がリセットされる。

●生活リズムを整えよう。
生活に ON/OFF の切り替えを。就寝直前の過ごし方を見直そう。
睡眠には“リラクゼーション”が非常に重要なポイントになる。夕方以降は、趣味を楽しむ時間をつくるなど、リラクゼーションを心がけてスムーズな入眠に繋がるような生活を習慣づけよう。

改めて読んでも、当たり前のことばかりなのですが、再び全国的にコロナの感染が拡大しつつあり、しばらくはこの状況が続いていくことは間違いありません。このような状況において、6時間睡眠や質の悪い睡眠によって健康を損ねることなく、仕事の生産性を落とさず過ごしていけるように意識して努めていきたいものです。

参考:@DIME 2020/10/5