大切な文書、確認前に一呼吸

ビジネスメールに始まり、見積書や発表のスライド資料に至るまで日々大量の文書を作るビジネスパーソン。
無縁でいられないのが誤字脱字などのミスだ。「意味が伝わればOK」と思っても、あまりに多いと信頼を失いかねない。間違いを見逃さないために大切なのは書く自分とチェックする自分への意識の切り替えだ。
フリーライターの福谷さんは、「書く自分のままだと、意識が文章表現や意味合いのほうに向いてしまう」と指摘する。

引用:https://www.nikkei.com/article/DGKKZO71990820Y1A510C2EAC000/

─ YODOQの見方───────────────────────────

書く自分の状態では、チェック作業で見逃しがでてしまうことが記事で言及されています。この見逃しが起こる原因には、注意力が関係していると考えられます。不注意の原因として、選択的注意というものがあります。
選択的注意とは、人は多様な情報が存在する状況において、自分が興味のある情報のみを選択し、それに注意を向けるという概念です。一度に複数の作業をしようとしても上手くいかないのは、上記のような選択的注意により注意力が偏ってしまうためだと考えられます。「書く自分」の状態でチェック作業をするのは、書くという作業に注意が向いてしまっているため、文章などのチェック作業をするのには不向きです。
以上のことから、作業を効果的に行うには、達成したい作業を複数に分解することが重要だと思われます。注意力の方向性を確認するためにも、一度、自分の作業を細分化して実施してみるのもいいのではないでしょうか。

参考:https://toyokeizai.net/articles/-/135195