2317年まで品物を保存!?大丸創業300周年プロジェクト「300年クローゼット」とは

2017年に創業300年を迎えた大手百貨店「大丸」が、「300年クローゼット」プロジェクトを発表した。大丸が顧客の品物を300年後の2317年まで預かるというものだ。
このプロジェクトでは、まず大丸ゆかりの「大切な品物」と、それにまつわる「エピソード」を募集。大丸による選考の上、選ばれた品物とエピソードの一部を特設サイトで公開し、2019年からは本店である大丸心斎橋店本館に特設される「300年クローゼット」にて預かり、公開・展示を行う予定だ。

引用:https://hbol.jp/159109
https://300closet.jp/

─ YODOQの見方───────────────────────────

百貨店業界の売上高は1991年の9兆7130億円をピークに右肩下がりが続き、2016年と2017年連続で6兆円を割っている。
その現状の一つに、「若年層の百貨店離れ」がある。
アマゾンや服のネット通販が当たり前になった現代で、若者は人から直接ものを買う文化から離れてきている。こういった現代の流れを受けて、百貨店に若者が減っていることが問題視されている。

引用:https://01intern.com/magazine/archives/10833

また別の記事で紹介されているのは、

40~50代くらいの世代は、百貨店に行くのは相当特別で、ドキドキ感やワクワク感があり、品物も百貨店にしかないということもあったが、いろいろなところに同じようなものがあって、ここにしかないというものがなくなってきた。

という内容。

引用:https://abematimes.com/posts/2683758

阪急うめだ本店の「チョコレート博覧会」や、あべのハルカス近鉄本店で行われた「すみっコぐらし展」といったような、この百貨店にしかないもの、百貨店にしかない強みや魅力を若年層に向けて引き出していく必要があるのではないだろうか。

備考:http://www.hankyu-dept.co.jp/honten/h/valentine2018/index.html?banner
http://www.san-x.co.jp/blog/sumikko/2017/07/9-4.html