高齢者の徘徊対策用QRコードアイロンプリントサービス

アイデア雑貨のネット販売を手掛ける「アイデア雑貨ショップZ」が、2017年7月15日、高齢者の徘徊対策用QRコードアイロンプリントの販売を開始しました。このQRコードアイロンプリントは衣服に貼り付け、徘徊の可能性のある高齢者自身の名前や電話番号を登録することができ、スマホアプリで内容を確認することが可能です。A4サイズ2枚分で価格は1000円、情報量にもよりますがA4 1枚当り50枚程度のQRコードが印刷されています。

引用:https://info.ninchisho.net/archives/24348

─ YODOQの見方───────────────────────────

認知症での不明者は2016年に1.5万人超 過去最多になったということで、今後ますます深刻になってくることが予想されます。また、それに伴ってこのようなIoTの利用も高まってくると思われます。しかし一方で、特に自治体が導入している事例では、高齢者にシールを貼ることについての「抵抗感」や「嫌悪感」を示す声も目立ちます。
そんな中このサービスにより、普通に市販されており値段もそこそこ安いものを家族の意思(優しさ)で貼るという行為は、本人や家族の思いとしても受入やすいのではないか、と考えられます。
またシステムのアイデアとしても、QRコードを貼っりスマホで情報を読むだけというシンプルな仕様とし、コストも安い方法は導入が容易で浸透しやすいのではないかと予想します。