アニメ制作現場「脱ブラック」へ 経産省、描画ソフトに共通規格で作業 負担軽減

経済産業省がアニメ業界の劣悪な労働環境を改善するため描画ソフトに共通規格を導入した。責任者の“感性”に左右されやすい非効率的なアニメ制作の現場はブラック化しており、アニメーターの作業負担の軽減が大きな課題となっているからだ。しかも映像化に欠かせない動画作成は多くの人手を必要とするため中国や韓国などの安価なアニメ業者に委託するケースが多い。
共通規格による生産性向上で他国に頼らない環境も実現すれば、日本が誇るアニメ技術の流出も防ぐことができる。

引用:http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1803/27/news058.html

─ YODOQの見方───────────────────────────

記事で紹介されているものの他に、「脱ブラック」の方法を調べてみた。

一つは残業・徹夜そのものを減らすこと。ジョジョの奇妙な冒険のオープニングや刀剣乱舞花丸のエンディングの映像などを手がけている制作会社「神風動画」では、社訓が「妥協は死」と一見ブラックと捉えられそうだが、徹
夜までしないといい作品は作れないのかという考えがあり、仕事はほぼ必ず定時19時で帰らせているそうだ。作品自体に妥協はしないと同時に、仕事以外の時間や趣味など、自分の人生にも妥協をしないという意味があるそうで、納期に間に合わない場合は延ばしてもらうが作品のクオリティは下げないといったやり方だ。

備考:http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1803/05/news042.html

もう一つは、クラウドファンディングでアニメを作ること。アニメーターの収入が低い理由の一つに、「製作委員会方式」が挙げられる。制作委員会方式とは、ひとつの作品に対して多くの企業が参加・出資し、経営的なリスク
を分散させるというものだ。しかし、この製作委員会がいわゆる中間業者的な立ち位置となり、たとえ作品のDVDや関連グッズの売り上げが大きかったとしても、収益はほとんど製作委員会のものになり、制作会社に支払われる額は少なくなってしまうデメリットがある。特定非営利活動法人のアニメーター支援機構は、現在はクラウドファンディングを使ってアニメーター育成のための環境を提供しているが、将来的にはこのクラウドファンディングを活用し、収益をアニメーターを中心とした制作現場に還元する仕組み作りに取り組むそうだ。

備考:http://news.nicovideo.jp/watch/nw3267262
備考:http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1706/18/news001_2.html