環境問題に関する意識について

朝、出勤前によく見ている番組に、BS1のキャッチ!世界のトップニュースというものがあります。これは、世界各地の放送局のニュースを短時間でいくつも流していく番組で、イギリス BBC フランス FC2 スペイン TVE 韓国 KBS アメリカ ABC 等がよく流れています。
それを、支度をしながら見るともなしに見ているのですが、話題として頻繁に環境問題がとりあげられれていることに気づきました。
二酸化炭素排出量、温暖化、再生エネルギーなどなどですが、先日一斉に、プラスチックゴミ問題を取り上げていました。
そこでとりあげられていた内容を後追いで調べてみました。

「太平洋ゴミベルト」と呼ばれる160万平方キロメートルを超える北太平洋上の海域には、大きな潮の流れに乗ってプラスチックごみが集まってくる。
日本の面積の4倍以上1兆8000億個、7万9000トンのプラスチックごみがあると推計されています。この調査は2015年からオランダのグループによってなされていて、最近、これまで考えられていたよりも16倍多い可能性があることが分かった。

海に漂う見えないゴミ、「マイクロプラスチック」の脅威について
マイクロプラスチックとは,大きさが5 mmより小さなプラスチック片と定義されおり、その起源から大きく2つのグループに別けられます。
1つは、製造された時点ですでに5mm以下の小さなプラスチックで、1次マイクロプラスチックと呼ばれ、洗顔料や歯磨き粉,ボディシャンプーなどのケア商品に含まれる、角質や汚れを落とすためのプラスチック製のマイクロビーズだそうです。
もう1つは、プラスチック製品が劣化して小さくバラバラになったもので、2次マイクロプラスチックと呼ばれます。
これらは、51兆個が世界中の海を漂っています。

引用:https://www.businessinsider.jp/post-164407
   https://www.oa.u-tokyo.ac.jp/learnocean/news/0003.html

─ YODOQの見方───────────────────────────

「日本人は環境に対する意識が低いんじゃないか」ということです。
日本のテレビだと、たまに特集で環境問題について見ることはありますが、通常のニュース番組で見ることなどはほとんどないと思います。最近のニュースですと、森友、加計問題、誰が文書を改ざんしたかどうか、芸能人の話題など、割とどうでもいいような話題を繰返し伝えていました。
環境と言えば梅雨入りぐらいです。
こんなニュースと比べると、言いすぎかも知れませんが、ヨーロッパの人々との民度の差、なんてことも思ってしまいます。

昔読んだか、聞いた、自分の世界の広さを計る「たとえ話」を話します。
自分の周り50センチ以内にはゴミを捨てない、きれいにしておきたい人の世界の広さは自分の周り50センチ。
自分の部屋だけはきれいにしておきたい、ゴミは全部外に押し出してしまえばいい人の世界の広さは自分の部屋まで。
自分の家の回りだけはきれいにしておきたい人の世界の広さは家の回りまで。
自分がよく行く近所ではポイ捨てしない人の世界の広さは、近所まで広がります。
日本ではゴミは捨てないけど海外では捨てると言う人はいないと思いますが、企業だとありそうな話しですよね。
自分が大事にできる広さが、その人の世界。というわけです。
こんなことを思い出して、世界のニュースと日本のニュースの「差」を見ると、冒頭の「環境問題に関する意識の差」を考えてしまいます。