米国発の次世代ホワイトボードシート(Think Board X)

株式会社Xcountryは、手書きのアイデアを簡単にデータ化し共有できる、米国発のクラウド型ホワイトボードシート「Think Board X」を2019年2月7日から発売した。
クラウド型ホワイドボードシートの「Think Board X」は、従来のホワイトボードが持つ「書く」「消す」に加え、専用のスマートフォンアプリを使い「データ化」「シェア」をすることが可能。 様々な場面で手書きのアイデアを、瞬時にスマートフォンをはじめとしたモバイル端末でデータ化し、それを共有することができる。
また、表面が平らな壁や窓、机など様々な場所に設置でき、水性のペンであれば簡単にふき取って何度も使用できる。ボードマーカー、タオル付き。

オフィスの壁やホワイトボードの上から貼れる標準サイズ(61×91cm)の「Think Board X Large」(税抜7,350円)、デスクやノートの表紙に最適なコンパクトなA4サイズの「Think Board X Small」(同2,980円、3枚セット同5,980円)をラインアップ。

引用:文具のとびら
http://www.buntobi.com/articles/entry/news/008915/

参考:Think Board公式
https://thinkboardjapan.com/

─ YODOQの見方───────────────────────────

このThink Board Xの仕組みとデジタルホワイトボードの市場について調べてみました。

■Think Board Xの仕組み
ホワイトボードの四隅にデジタル的なマーキングがされており、専用アプリで写真を撮ると、そのホワイトボードの四隅の外を自動トリミングし、拡大して画像保存するのでキレイに撮れるという仕組みです。
保存先としては、Dropbox、Google Drive、OneNote、OneDrive、Box、Evernoteなどのフォルダに保存することができ、LineやSlackなどにそのまま投稿することもできるようになっています。

■ホワイトボード市場
Googleの「Jamboard」、MicroSoftの「Surface Hub」、シスコの「Cisco Webex Board」など世界的大手メーカーが販売しているデジタルホワイトボードは価格帯が50万以上でなかなか個人や中小企業では手が出せません。
教育改革2020と言われていますが、2020年になっても電子黒板やデジタルホワイトボードが義務教育の現場で普及しないのはその価格帯の高さがネックとなっているのではないかと思われます。
近年では、ホワイトボードとスマホアプリを組み合わせて、Blootoothで同期するものなどでは10万円以内の商品が出てきました。
その中でも、Think Boad Xは圧倒的な価格の安さと汎用性があり、今後はさらに工夫した製品が期待できそうですし、市場に大きな変革をもたらすのではないかと思われます。

IoT化が進んでいく時代ではありますが、全て自動化された製品ばかりではなく、一手間、一工夫を入れるだけで低コストで実現できるIoT化というのが今後、必要なのではないでしょうか。