モスバーガーがAIセルフレジ開始

モスフードサービスは、モスバーガー関内店(横浜市)にて2月15日~27日の間、AIセルフレジの実証実験を行う。モスバーガーの店舗スタッフの接客手法を画像認識、音声認識技術で分析し、モデル化することで、AIシステムで店舗スタッフのような接客を目指す取り組み。関内店に導入されるレジは、画面タッチだけでなく音声でも注文可能なシステムを実装しており、店員と対話するように自然な流れで注文を受けたり、利用客の年齢や性別、注文履歴に応じておすすめ商品を提示したりできる。また、音声の注文があいまいな場合も近い商品を表示することが可能。

引用:https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1902/14/news102.html

─ YODOQの見方───────────────────────────

モスバーガーがAIセルフレジを取り入れた理由について

AIセルフレジを取り入れた理由として、人手不足対応だけではないとモスバーガーフードサービス経営サポート部IT戦略グループリーダーの森永氏は述べている。
AIセルフレジ実証実験の主な狙いは3つで、1つ目はAIを使った接客のモデル化、2つ目はモデル化したものをどこまで実現できるかの検証、3つ目はセルフレジの需要の有無の検証だそうだ。
接客のモデル化とは、企業としてスタッフに求められている「モスバーガーらしい接客」という概念的なイメージを数値化すること。具体的には、接客の様子を撮影し、笑顔の使い方や声のトーンなどにどんな差異があるかをAIで分析し、マニュアル的な接客ではなく、モスバーガーならではの一人一人に寄り添った接客を情報化する。これが1つ目の狙いで、これらの中から技術的にできそうなものをAIセルフレジで再現する、これが2つ目の狙いである。今回の実証実験は、もちろん人手不足をカバーするためのセルフレジという側面はあるものの、接客(おもてなし)をモデル化し、それをAIセルフレジを用いて提供するということに重きを置いている。

ちなみにバーガーチェーン店大手のマクドナルドでも数年前からセルフレジが一部店舗で使われているみたいだが、ブログ記事などを見る限り、決済方法がIDと楽天EdyとWAONしかなくて不便だとの声が多く、あまり流行っていない模様(最近の記事がなくて、今はどうなっているかは不明)。

今回のモスバーガーのセルフレジではその失敗を活かしているのか、現金、クレジットカード、交通系ICカードなどの電子マネーに対応。まだQRコード/バーコード決済には対応していないようだ。
現時点で他のバーガーチェーンでは特にそういった動きは見られなかったが、今回のモスバーガーの動きを見て、今後他のチェーン店でも動き出すかもしれない。

参考:https://www.google.com/search?client=firefox-b-d&q=%E3%83%A2%E3%82%B9%E3%83%90%E3%83%BC%E3%82%AC%E3%83%BC+AI%E3%82%BB%E3%83%AB%E3%83%95%E3%83%AC%E3%82%B8