「チーズおろし器みたい」 新型「Mac Pro」のあだ名は“ゴミ箱”から“cheese grater”に? 米国で話題

「まるでcheese grater(チーズおろし器)だ」──米Appleが発表した新型のプロ向けデスクトップPC「Mac Pro」のデザインが、“チーズおろし器”のようだと米国のネット上で話題だ。見た目が“ごみ箱”とからかわれた、前モデルのMac Pro(2013年)が採用していた黒の円筒形デザインから、前面と背面に多数の穴が開いたステンレス製のメッシュパネルやフレームを採用するタワー型デザインに筐体を一新。2012年までの旧型Mac Proを踏襲する拡張性の高いデザインとなった。しかし、発表直後から「Extremely expensive shiny cheese grater」(非常に高価な光沢のあるチーズおろし器)、「Cheesegrater look is back!」(チーズおろし器の見た目が戻ってきた!)など、新型Mac Proの見た目がチーズおろし器にそっくりという声がSNSで相次いだ。

引用:▼「チーズおろし器みたい」 新型「Mac Pro」のあだ名は“ゴミ箱”から“cheese grater”に? 米国で話題

─ YODOQの見方───────────────────────────

前回のデザインがゴミ箱、今回はデザインがチーズおろし器と揶揄される一方で、林信行氏によると

「これまでのハイエンドデスクトップ製品がそうであったように、ボディーデザインにおいて最も重視しているのは、内部機構に簡単にアクセスして本体を拡張できるようにすること、そしてもう1つは本体内で起こる気流を計算して最も冷却効果が上げる設計にすることだ。」

という。一見オーバースペック気味に思える性能も映像制作や音楽制作などを手掛けるクリエイターにとっては必要なものである。例えば従来は一度劣化させたものを編集し、それを元の映像に反映させるという編集手法をとっていた8K映像は、今回Mac Proと同時に発表された「Afterburner」と呼ばれるアクセラレータカードによって一度も劣化させずにそのまま編集することが可能になる。一般的な使用用途から考えると過剰なスペックに不思議な見た目も、プロからするとどれも必要なこと。まさにMac Proはプロ向けのPCだと言えるだろう。

参考:Macの性能を新次元に 新Mac Proの魅力とデザインに迫る