軽量版Googleアプリ「Google Go」、日本を含む世界で公開 音声読み上げ機能も

米Googleは8月20日(現地時間)、主に新興国市場向けに展開している「Android Go」の軽量検索アプリ「Google Go」を世界で公開したと発表した。日本でもGoogle Playストアからダウンロードできる。Google Goは、2017年12月に発表したローエンド端末向けOS「Android Oreo(Go edition)」のGoogleアプリとして登場した。アプリ容量が約7MBと軽量で、ネットワークが不安定な環境でも検索が可能という。通常のGoogleアプリでも可能な、オフラインでの検索をネットに接続できてから表示する機能も備える。Google Goには検索の他に、音声検索、画像およびGIFの検索、翻訳、「Google Lens」、Webページの読み上げ機能もある。

引用:https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1908/21/news059.html

─ YODOQの見方───────────────────────────

Google Goだけではなく新興国向けに展開しているAndroid Goにはいくつか軽量化に対する特徴がある。
例えばディスプレイの解像度は480×854ピクセルや720×1280ピクセルまでとなり、メインメモリは最大1GB、内臓ストレージは最大16GBまでとなっている。そしてアプリのサイズについても40MB以下、メモリの使用量は50MB以下となっており、OSとしてもアプリとしても軽量なものとするような制約がある。
また、Webページの読み上げ機能はGoogleアプリにはない機能であるが、こちらは識字率の高くない地域においてもウェブ検索を利用できるといった利点がある。
他にも、スペックが高くないハードウェアに搭載してもスマートフォンとして満足できる動作ができ、貧弱なモバイル回線でも滞ることなく使用できるように設計されています。
このことから、Goエディションは単に使用できる機能を縮小するだけでなく利用者にとって必要な機能を厳選しており、ターゲットとなる新興国の方にとって優しいものであると伺える。
また一方で今回、日本でもダウンロードして利用できるということで、通信制限で困っている方や、少量の機能だけで良い(多くの機能を必要としない)といった方にとっても試してみる価値のあるものとなっているのではないだろうか。

参考:第888回:Android Goエディション とは