Facebook、「仮想通貨リブラは日本円にも連動」

Facebookは2020年前半に発行を計画する仮想通貨Libra(リブラ)について、当初の連動通貨に米ドル、ユーロ、日本円、英ポンド、シンガポールドルを想定していると明らかにした。
今回、人民元は除外となった。

引用:https://crypto.watch.impress.co.jp/docs/news/1206274.html

─ YODOQの見方───────────────────────────

仮想通貨リブラは2020年前半に発行される予定となっているが、これは今までのビットコインなどの仮想通貨とは違い、Facebookが主導するリブラコンソーシアム(リブラ協会)というVISAやMaster、PayPalといった大手が参加する団体が後ろ盾となっています。リブラの目的は「金融包摂」(Financial Inclusion)で、銀行口座を持たない人でも金融サービスを利用できるようにすることだといわれています。また、リブラは資産として持っていても基本的に利子がつくことはないので貯蓄には向きませんが、「価値の交換」には特化しているようで、個人間や国際間の送金を得意としています。
その為、アメリカの財務省からアンチマネーロンダリングやテロリズムの懸念により規制の声がかかっています。
また金融業界や国が国内のお金の量をコントロールできないといった大きな問題があるので、今後要注意となります。
リブラは法定通貨と連動していますが、リブラコインから円に償還した時に元の価値から変動している可能性があるため、日本の法律においても仮想通過なのか通貨建て資産なのかという争点で議論されています。
もし発行されるとシステム面においても、財務関係の調整が必要になってくるので、もしかしたら金融業界に大きな変革の波が来るかもしれません。