商業捕鯨再開 クジラ、こんな使い道も

6月末に日本が国際捕鯨委員会(IWC)を脱退し、31年ぶりに商業捕鯨が始まった。ただ消費量は大きく減っている。日本人1人が年間で食べるクジラの量は全盛期の1962年には2.4キログラムだったが、近年は100グラムに届かない。現在クジラは食べる以外に、どのように加工、消費されているのか。

引用:https://r.nikkei.com/article/DGKKZO51392680V21C19A0TM3000 (日本経済新聞)

戦後の物のない時代、肉といえば鯨の肉、ベーコンといえば鯨ベーコンというのが当たり前でした。40代の私も給食で鯨の肉が出てくることが多かったのを覚えている。
しかし現在では全く見ることが無くなった。たまに居酒屋で刺身や煮物が登場する程度。当然、消費量も減るだろうし、食べる人も減る。
日本が国際捕鯨委員会(IWC)を脱退した経緯が気になっていたが、この記事では脱退の理由ではなく、鯨肉の活用事例を紹介している。
・鯨肉は回遊魚の筋肉に多いアミノ酸バレニンがクジラの背中の赤身肉からとれ、疲労回復に効果がありサプリメントとして使われている。
・鯨の軟骨は120年の歴史を持つ佐賀県の「玄海漬(づけ)」という特産の漬物に使われている。
・鯨の油は保湿成分が高く、石鹸に利用されている。
ほんの一部の使い方になるが、今後の日本の捕鯨の行く末には注目したい。

─ YODOQの見方───────────────────────────

日本の捕鯨の事情について調査すると圧倒的に反捕鯨の記事が多いように感じる。調査なのでどちらの意見もフラットに見て考えをまとめないと都合の良い情報だけをとり入れると偏った見方になると考える。
反捕鯨の意見としては大きく3つ
・鯨が絶滅の危機に瀕している。種を守るため。という議論。
・鯨やイルカは知能が高い哺乳類であり食料にするのは野蛮的だという議論。
・食物連鎖の頂点でありメチル水銀の含有量による健康被害の可能性がある。
などがあげられる。

日本側の主張についてはなかなか記事が見当たらないが、基本的には1つであるが、反捕鯨側の主張に対し科学的観点から反論している。
・各地の鯨に関する文化を守る(他国からの自国の食文化への干渉に対する反発)。
・科学的なデータによる小型鯨の増加による大型鯨の減少の証明。
・科学的なデータによる鯨の安全性の証明。
・他国の食文化との対比(イギリス:うさぎ、オーストラリア:カンガルー)
脱退した理由としては国際捕鯨委員会(IWC)のような団体が、解決をさぐる交渉の場から思想・倫理の団体へと変わっていったことがあげられる。
日本が行う科学的アプローチに議論検討するような場でなく、可哀そう、野蛮的などの感情論で議論が進む団体となってしまった。これでは日本が国際捕鯨委員会(IWC)に対して主張する意味がなくなってしまったといったところが正しいようだ。
これらの情報から考えられることは、世界には様々な文化や人種があるにもかかわらず、一方の考えに集約させられていく動きにあるという事がわかる。一見グローバル化的な動きのように見えるが、ある1つの考えに反することへの差別的な発想が常態化する未来が見てとれるように思えてならない。

参考:反捕鯨意見:https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-35529672

参考:日本側意見:https://imidas.jp/jijikaitai/a-40-132-19-02-g712/5