終活が「自分ごと」になるのは40代から

「オレンジページくらし予報」では、国内在住の20歳以上の女性を対象に「終活」について調査しました。「終活」は、病気や介護に直面したときにどんなケアを望むのか、どんな葬儀をしたいかなど、よりよい最期を迎えるための備えのこと。超高齢化社会に突入し、身近な人の病気や葬儀を経験する機会が増えているせいか、言葉の認知はかなり広まっている模様。そこで、終活で相談したいこと、望む医療、供養の方法などについてリサーチし、「今どき」の終活事情を探りました。

■ 終活で相談したいことは「葬式」「家の整理」「貴重品や通帳・印鑑の保管」
人生の終わりに向けた準備である「終活」は、医療や介護の問題から、お金や相続のことまで、さまざまな要素を含みますが、みんなが相談しておきたいのは、どんなことなのでしょうか。「終活で話していること、話したいと思っていること」をたずねてみると、もっとも多かったのが「葬式」61.0%。いろいろ懸案はあれど、まず「葬式」をどうするのかが、話し合うことのトップに。また、取っておきたいものを選び出し、余分なものを処分する「家の整理」60.6%や、財産を明らかにして、相続などをスムーズに行うための「貴重品、通帳、印鑑の保管」58.2%などが僅差で並びました。それ以降は「介護」「保険や預貯金」などの項目が続き、まさに話すべき課題は山積みといった様子です。

「終活する理由」についてたずねてみると、「家族に迷惑をかけたくない」が63.3%と、残された人の手をわずらわせたくないという思いが浮かび上がります。
「やりたいことを優先し、人生を楽しんで終わりたい」という回答は、ぐっと少なく17.0%。

終活には本来、「よりよく人生の終わりを迎える」という前向きな面もあるはずですが、それ以前に葬儀、相続、お墓など考えるべき課題が多く、現状はそれに向き合うだけで精一杯なのかもしれません。

引用:<biglobeニュース>
https://news.biglobe.ne.jp/economy/0221/atp_200221_9127775630.html

─ YODOQの見方───────────────────────────

終活の実態や葬儀について、もう少し深掘りしてみました。
【お葬式形態】
火葬式 火葬だけで式等はしない 20万円ぐらい~
1日葬 通夜を省いた告別式のみ 40万円ぐらい~
家族葬 親族や親しい人のみで行う 60万円ぐらい~
一般葬 50名以上で行う一般葬儀 80万円ぐらい~

【その他費用】
遺体安置
納棺
骨壷
遺影
献花
など

費用だけでなく、最近は夫婦共働きが多い中、期間を短縮する1日葬や火葬式などを選択する傾向が増えているようです。
前述したとおり、終活で本人が家族に迷惑をかけまいと配慮した葬儀を望む傾向があります。
終活は2012年の流行語にもなり、本来、自分自身の最期を決めるための活動でしたが、最近の傾向としては残される家族の為にどのように最期を締め括りたいかをハッキリ伝えてあげる為の活動になるのでは思います。

参考:<お葬式>
https://www.osohshiki.jp/