宅配の急増と感染リスクで物流はギリギリ
新型コロナウイルス感染拡大防止のために発出された緊急事態宣言から約1カ月。ただでさえドライバー不足で厳しかった物流業界では、宅配需要の急増に追いつかず配送遅延や一部サービスの停止が起きた。日本郵便ではEC(ネット通販)の荷物量が増加したため、4月15日から当日の再配達受付と荷物の集配受付を停止。「現時点で再開の見通しは立っていない。感染の状況等を踏まえながら再開時期を検討する」(日本郵便)としている。
─ YODOQの見方───────────────────────────
物流業界では以前から少子高齢化を背景に人材不足が叫ばれている中、外出自粛によるEC(ネット通販)の荷物量が増加したことで、人材確保は急務となっています。自動運転技術による配送ドライバーの代替やドローンでの配送などの開発は進められていますが実用段階には至っていないのが現状です。しかし、倉庫作業においては無人化も現実味を帯びてきているようです。
参考:新型コロナ対策の“救世主”か、ZMPの無人フォークが物流現場で需要急増
上記記事内での倉庫内での搬入出作業の無人化ソリューションとしては、無人で棚から出し入れをするロボットからパレット荷物を運搬可能ロボットへと荷物を受け渡し、RFIDタグで在庫管理を実施しています。今後も人手不足解消のために伸びていく分野であり、ヨドックでも関わりのある業界なのでロボットを制御するためのシステムと在庫管理システムのやり取りなども出てくるかもしれませんね。