CO2排出ゼロの旅客機、エアバスが開発へ 燃料は水素

ヨーロッパの航空機大手エアバスは9月21日、水素を燃料として飛ぶ旅客機を2035年までに実用化する計画を発表した。
二酸化炭素の排出をゼロに抑え、環境に優しい未来の旅客機のカギと見込んでいる。
従来のジェット機のエンジンを水素燃料向けに改良。水素でできた電気を燃料電池に蓄積する。
公開したコンセプト機は3種あり、機体と翼が一体化した近未来的なタイプのほか、ジェット機タイプとプロペラ機タイプもある。

引用:朝日新聞

─ YODOQの見方───────────────────────────

記事では水素を使った燃料電池で動かすようだが、電気自動車のように電気をためるバッテリーではどうなのか。

バッテリーも燃料電池も排出するものは温室効果ガスではないのでクリーンだが、エネルギー効率(エネルギーの密度:体積ごとの抽出できるエネルギー量)は燃料電池のほうが2倍ほど良い。
飛行機ではかなりの燃料を使うため、自動車以上にこのエネルギー効率が大事となる。その点で言うと化石燃料(今使用している燃料)が一番効率が良いのだが、化石燃料が排出する温室効果ガスが問題になっているため、今回のような取り組みがなされている。
また、燃料補給の時間でも大きな違いがある。バッテリーでは急速充電でも30分はかかるが、例えば水素を使った燃料電池の場合、水素を補給するだけなので3分ほどで補給を終えることができる。ただ、その水素を補充するインフラが整備されていないため、それが課題だ。また、燃料電池自体も高価なため(水素は非常に小さく、金属に入り込み脆くさせる。よって高価な金属が必要。白金が適正。)量産が難しい。

資源面での課題としてレアメタルの枯渇が問題になるのではないかと考えられる。
バッテリーも燃料電池も、スマホやパソコン、車などに使われているようなレアメタルを使用するため、今のようなペースでいくと2050年には埋蔵されているレアメタルをほぼ掘りつくしてしまうのではないかと言われている。

参考:https://www.nims.go.jp/research/elements/rare-metal/probrem/dryness.html

そこで、これからは更に都市鉱山の有効活用が大事になってくるのではないか。
(都市鉱山:廃棄されるごみの中には多くのレアメタルが眠っている。それを鉱山に見立てたもの。)

いま私たちにできることは、知らず知らずのうちに保有しているレアメタルをリサイクルに出すこと。また、国を掲げてリサイクルに出しやすいような環境を作り、レアメタルの再利用を常識として広めることではないかと考える。