漫画のネームを作成できる「World Maker」、オープンベータ実施

少年ジャンプ+は9月22日、マンガネーム製作サービス「World Maker」のオープンβ版を公開した。

あらすじやセリフを書き込み、コマ割りを選ぶことでマンガネームを製作できるスマートフォン向けWebサービス。テキスト(脚本)の数によりいくつかのコマ割りが提示されるほか、コマごとの背景設定やキャラクターの配置、擬音語、擬態語の追加などを行なうことでマンガネームを製作できる。

企画開発は株式会社カヤック。集英社の担当者は「チェンソーマン」や「ダンダダン」などをてがけた漫画編集者の林子平氏。8月から9月5日までクローズドβテストを行なっていたが、22日よりオープンβサービスに移行した。

オープンβの開始に伴い、UIの改善や機能の追加を行なっている。具体的には、ネームの途中保存がしやすいUIに変更したほか、脚本時点での保存機能やGIFアニメアイコン使用時のTwitter連携機能を追加した。

引用:https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1352712.html

─ YODOQの見方───────────────────────────

ネームとはマンガの下書き、設計図のようなものです。
具体的には、コマ割りを決め、そのコマごとの大まかな構図や人物の配置などをラフ画で描き、そこにセリフを書込み、漫画のストーリーをビジュアル的に作成したのもです。
このネームを元に編集者と打ち合わせてブラッシュアップしたり、ストーリーに矛盾がないか確認したりします。

今回、マンガネーム制作サービスとして公開された「World Maker」は、最初にあらすじやテキストを入力し、自動であてはめられたコマ割りにキャラクターや効果音を選んで当てはめていく機能となっています。
素材が非常に豊富で、文字通り絵心がなくても簡単にマンガのようなものが作成できてしまいます。

内容としては画期的ながらも段階に沿って選んではめていくだけ、というシンプルなつくりをしており、感覚的にも使いやすく今後広く使われるサービスとなりえるのではないでしょうか。

いらすとやが広く普及しフリーイラストを手軽に商業利用も可能となった今、広告漫画などを自社で作成する、などの応用にもつながるのかもしれません。

現在はβテスト中ということで無料サービスとなっていますが、商業利用の規定など今後の動向も期待されます。