Slack有料プラン値上げ、月額960円から1050円に

企業向けコラボレーションツール「Slack」を提供するSlack Technologiesは7月18日(現地時間)、同ツールの有料プラン「プロプラン」の月額料金を改定すると発表した。
1ユーザー当たり月額960円から1050円に値上げする。

料金改定は9月1日に実施する。年間契約の場合、1ユーザー当たり月額850円から925円になるが、9月1日より前に年払いを更新することで、改定前の金額が1年間適用されるという。同社は値上げの理由を「(各機能追加による)価値の向上を鑑み、今後もイノベーションへの投資を続けられるようにするため」と説明している。

月額料金がかからないフリープランでは一部仕様を変更。保存できるメッセージ数は1万件、利用できるストレージ容量は5GBだったが、9月1日以降は件数上限を撤廃し90日間のメッセージを保存、ストレージ容量は無制限に利用できるようになる。

また、これまで有料プランでのみ提供していた、音声や動画、画面の録音・録画を送信する機能「クリップ」をフリープランでも提供するという。
同社は「これからもフリープランをはじめとする全プランで利用できる機能を増やし、皆さまにさらなる価値を届けていく予定」と説明している。

引用:<ITMediaニュース>
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2207/19/news081.html

─ YODOQの見方───────────────────────────

いくつかのコミュニケーションツールを比較してみました。

1.Aipo
社内でもオープンソース版は現在も使っているグループウェアですが、TOWN株式会社により開発・提供されているオープンソースのグループウェアで2018年3月31日をもってオープンソース版の公開は終了し、アプリ版が2018年11月からスタートした。

■主な機能
スケジュール管理、日程調整、チャット、ポータル、タイムカード、ワークフロー、タイムライン、ToDo、プロジェクト、フォルダ、Wiki、掲示板、報告書

■料金
1機能あたり1ユーザー/月:100円
グループウェアのプランでチャット付きとなると1ユーザー/月:700円

■容量
ユーザー数×4G

ちなみにSlackへのリマインダー連携機能もあるようです。

2.Chatwork
国産のビジネスチャットツールです。ビデオ通話にも対応していて、離れた拠点の社員や遠方のお客様でもビデオ通話を使えば、かんたんに会話ができます。

■主な機能(有料版)
グループチャット、複数人ビデオ/音声通話、タスク管理、ファイル管理

■料金
ビジネス 1ユーザー/月:500(600)円
エンタープライズ 1ユーザー/月800(960)円
※括弧内は月契約

■容量
ユーザー数×10G

3.Teams
Microsoft社が運営する「Office 365」のチームコラボレーションサービスです。

■主な機能
グループチャット、複数人ビデオ/音声通話、Web版Officeアクセス、OneDriveとのファイル ストレージ共有、タスク、投票など多数

■料金
Essentials 1ユーザー/月:430円
Business Basic 1ユーザー/月:650円

■容量
チャットは無制限、ファイル添付:1ユーザー2G(Essentials)
ファイルストレージ:1ユーザー10G
参加ユーザー数:300

総合的に料金とビデオ通話等の内容を考慮するとTeamsが圧倒的に良いと思うような内容ではありますが、ユーザーが使いやすいインターフェースという視点では、Aipoはマニュアル等を一切見なくても使えるとのうたい文句があるようにユーザーからの評価は高い。
各ツールの月額料金は現在の状況から考えるとSlackのように今後も値上げをしていく可能性は高い。
今後の料金や機能展望を考慮しながらコラボレーションツールは検討していきたいところです。

参考:<NotePM 【2022年版】社内コミュニケーションツール>
https://notepm.jp/blog/3353