「スマートゴミ箱」効率化を図った実証実験開始

GMOとハウステンボス、hapi-robo stはセンサーを使って今入っているゴミの量が分かるゴミ箱をハウステンボスに設置し、効率化を図る実証実験を開始したと発表した。このスマートゴミ箱には、太陽光パネルとセンサー、通信設備を備えており、センサーを使ってゴミの量を把握し、インターネット経由で清掃員の端末に情報を送る仕組みとなっている。この送られた情報をもとに、回収するルートを最適化し、人件費や車両の燃料費を削減できるとのことだ。

スマートゴミ箱はすでに海外で導入が進んでおり、アメリカのフィラデルフィア市では回収回数が週17回から週2回にまで減らすことができ、年間約2億7000万かかっていた回収コストを、約9000万まで削減できた実績がある。日本でもその効果が期待される。

引用:http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1712/07/news116.html
https://mktimes.net/2016/09/13/trashbox/

─ YODOQの見方───────────────────────────

毎年話題となる渋谷のハロウィン後ゴミ問題。ゴミが散乱する問題のひとつとして、ゴミ箱が少ないことが挙げられる。ゴミ箱がないなら持ち帰ればいいだけの話だが、路上にゴミがあると、自分もここに捨てていても大丈夫だろうという人の心理が伺える。
また、人の集まる場所としては、ほかに東京ディズニーリゾートが挙げられるが、こちらではゴミが散らばったところをほとんど見かけない。その理由は、ゴミ箱のほかに清掃キャストが徹底的にゴミを拾っているので、ゴミをその辺に捨てず持ち帰ろうという気持ちにさせているからだと考えられる。

ゴミ箱を設置することで、その分回収する人手が必要となってくる。しかし、清掃員の人手不足という問題は避けられない。
人の集まる場所のゴミ箱の設置だけでなく、コスト削減のための回収の効率化も必要になってくるのではないだろうか。