W杯広告で中国企業が存在感 国別で最多額、チームは出場逃したが…

今大会は、中国企業のお祭りになった。十数社のスポンサーのうち、大連万達集団(Dalian Wanda Group、ワンダ)、海信集団(Hisense Group、ハイセンス)、蒙牛乳業(China Mengniu Dairy)、雅迪集団(Yadea Group) 、帝牌(Diking)の7社が中国企業だった。調査会社によると、W杯期間中の中国企業の広告支出は8億3500万ドル(約920億円)で、国別では最多。米国の4億ドル(約441億円)、ロシアの6400万ドル(約70億円)を大きく上回る。かつて、W杯など世界規模のスポーツイベントの大スポンサーは欧米、日韓企業が定番だったが、状況は大きく変わった。

引用:http://www.afpbb.com/articles/-/3179565?cx_amp=all&act=all

─ YODOQの見方───────────────────────────

世界最大のスポーツの祭典であるオリンピックと比較してみると、ワールドカップの世界へ多大な影響を与えていることは明らかです。
例えば、観客動員数やTV視聴者数を比較するとその差は歴然です。

ワールドカップ/観客動員数:342万人(2014年ブラジル大会)/TV視聴者数:263億人(2006年ドイツ大会)
オリンピック/観客動員数:117万人(2016年リオ大会)/TV視聴者数:47億人(2008年北京大会)

しかしながら、これまでのワールドカップが開催国に与える影響は開催する国の状況により様々だと言えます。

一般的に効果を出す為には、

1、海外からの観光客の誘致
2、スタジアムなどの建設によるインフラ整備による雇用創出
3、スポンサー料獲得
4、新規投資によるGDPの上昇
5、大会関連のグッズ収入

2014年ブラジルワールドカップではスタジアム維持費など運営の難しさが問題となったり、
2018年ロシアワールドカップではスポンサー集めに苦労したことで効果は限定的と言われています。

開催国の中の業種ごとに効果は異なり、各大会における企画・運営により大きい差が出るようです。