ダイバーシティ論は「グローバル戦略に必要」なだけではない

グローバル化の中で、外国企業との競争に勝ち抜いていくためには、多様な人材を取り込んでいく「ダイバーシティ・マネジメント」ができるかどうかが重要になっています。
ダイバーシティとは<Diversity & Inclusion=多様性の受容>を簡略化したもので、マイノリティに対するさまざまな差別的行為を撤廃し、平等な機会を付与し、社会がそれを受容することを指します。
ダイバーシティには、ジェンダーや人種、身体状況、世代などだけでなく、フレックスタイムや在宅などの働き方も含めた多様性をもたせる考え方も含まれています。
そのためグローバル展開していない企業であっても、社員それぞれの多様性を受容できるよう考えていく必要があります。
引用:https://www.newsweekjapan.jp/stories/carrier/2018/10/post-11172.php

─ YODOQの見方───────────────────────────

日本では「働き方改革」として国が生産性向上や残業時間の軽減に取り組んでいます。
ヨーロッパなどは、同じ国であっても多様な宗教や人種の方も多く、そもそもが多様性の中で生活をしています。最近では日本でも様々な人が増えてきていますが、同じような人種の中で文化が作られてきたことで、それぞれが多様な生き方をすることを受け入れにくい文化となっていると言えます。
しかし、多様な働き方を受け入れることは、人材の確保につながるだけでなく、必要なときに必要な仕事をしたり、仕事以外の人生を充実させる意味でも、お互いにメリットがあります。
グローバル展開の有無にかかわらず、ダイバーシティという考え方を知るメリットは大きいと思います。

参考: 仕事イコール自分の人生であるはずがない ヤマザキマリさん新刊「仕事にしばられない生き方」
https://book.asahi.com/article/11886791