ケイト・スペード ニューヨークのバーチャル試着サービスがスタート

ケイト・スペード ニューヨークのオンラインショップにて「バーチャサイズ」によるバーチャル試着サービスが開始しました。

「バーチャサイズ」とは、ECサイトで洋服を購入するとき、ストアの商品と過去に購入した手持ちの商品とを画面上で視覚的に比較して、フィット感をパーセントで表示させることで、自分の好みにあったサイズの商品を選択できるシステムです。バーチャサイズを導入しているサイトであれば、全てのサイトの購入履歴が蓄積されて比較に使えることや、購入履歴がなくても手持ちのアイテムを実際にメジャーで測ることで比較対象とできることが利便性に繋がっています。
欧米に比べ、日本の衣類服飾雑貨のEC率化が低い要因のひとつに、サイズ表記が同じでも、国やブランドによって寸法が違う不便な状況に加え、返品することを恐れてサイトでの購入に慎重になっていることが考えられています。そうした現状を打開し、ユーザーに納得して購入してもらうためのシステムとして、2012年にリリースしてから日本でも多くのECサイトで導入されて、日本でのマーケットシェアは15%になっています。今年6月には15億円の資金調達をし、それを元に本社と開発拠点を日本に移すそうです。

引用:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000032.000008433.html
引用:https://www.virtusize.jp/

─ YODOQの見方───────────────────────────

ECサイトでの購入に躊躇するものとして、靴があります。サイズが記載されていても、実際に履いてみないとフィット感はわかりません。合わない靴は痛みをともない、歩くことが不快になる場合もありますし、合わない靴を履き続けると、足に不具合が出てくる場合もあります。実店舗でも何足も履き心地を確かめるのは、時間や労力の無駄です。そんな不便を解消するシステムが「Flickfit」によって開発されました。
フットデジタイザという機械で足の長さ・甲高・横幅などを3Dの技術を用いてデータ化し、靴の内寸はシューデジタイザで計測し3Dデータ化することで、データ上でバーチャルで試着し、大量の靴の中から自分の足にフィットする靴を選ぶことができます。このシステムは、メールアドレスを入力すると自分のデータがスマホで確認でき、試着履歴も残せるので、ECサイトでの購入だけでなく、実店舗で購入するさいも役立ちます。今後は自分で計れるスマホアプリも開発中とのことなので、ますます身近なサービスになるのではないでしょうか。
3Dの技術は日々進歩していることに改めて驚きました。こんなことができたら便利だな、こんなことに困っているので改善したいということから新しいシステムやサービスが次々と生まれてきます。ヨドックでもお客様の困ったを解決することを目指していますので、その過程で市場価値のあるシステムが生み出せたらと思いました。

参考:https://flicfit.com/
参考:https://www.difa.me/23999/flicfit-shoes-3d