石灰石でプラスチック代替する新素材「LIMEX」に8社が出資。日本で自給自足

石灰石を主原料とし、原料にパルプや水を使用しない紙やプラスチックの代替などに用いられる新素材「LIMEX」を製造・販売する株式会社TBMに伊藤忠など8社が出資。大日本印刷は今回の出資によって、地球環境への負荷の軽減にもつながるLIMEXの普及に努め、社会課題を解決する価値の創出を推進する。

引用:https://www.watch.impress.co.jp/docs/news/1153633.html

─ YODOQの見方───────────────────────────

LIMEXとは、台湾のストーンペーパーからヒントにTBNが独自開発を行った新規素材である。通常の紙だと1t作るのに、木材(パルプ)を約20本水を100t使用して作成を行うがLIMEXは石灰石を80%,石油系原料を20%用いて作成される。石灰石は自給率が100%であり、環境にやさしい日本初の新規素材として注目をうけている。また通常の紙と違い、水に強いという特徴がある。
実際、水中でも文字がかけたり、水を当ててもはじくため現在POPなどに用いられているラミネートが不要になる。現在は石油由来の原料を用いて作成されているが、この石油の部分をバイオマス燃料や生分解素材にするなどの研究が進められています。
現在環境保全のためポリ袋などの有料化や、マイクロプラスチックによる環境汚染などが問題になっているが、LIMEXにより解決されることが期待されている。

参考:https://lifegoeson.jp/limex/