接触確認「COCOA」終了へ 感染者全数把握見直しに伴い

河野(こうの)太郎デジタル大臣が、新型コロナウイルス接触確認アプリ「COCOA」の機能を停止する方針を明らかにした。詳細は決まり次第
知らせるとしている。
新型コロナ感染者情報を管理するシステム「HER-SYS」(ハーシス)の運用見直しに伴い、同システムを基盤としているCOCOAも機能を停止する。
開発に携わっている有山圭二さんは「以後、COCOAの機能停止版の検討および開発を行う」と表明している。
有山さんが8月に示した機能停止時の方針案によると「COCOAをアップデートし『サービスを停止しました』と表示する」という。
アプリは残し、接触確認に関わる機能を停止するとしているが、残す機能などについては厚生労働省やデジタル庁などで調整していく。

引用:https://www.itmedia.co.jp/news/spv/2209/13/news132.html

─ YODOQの見方───────────────────────────

「COCOA」は感染者全数把握見直しに伴いサービスが終了することになっているのですが、「全数把握」の見直しについて深堀しました。
まず全数把握とは、新規感染者の数を捉えることに加えて、個人を特定することを意味します。
その目的は、感染を広げないよう隔離し、外出自粛をしてもらうものです。
見直しで変わる点は、65歳以上の人や妊婦など重症化リスクの高い人だけを発生届の対象にできるようになることです。
発生届の対象を限定するということは、隔離対象を絞り、それ以外には外出自粛を要請しなくなります。
全数把握の見直しに至った背景としては、医療機関と保健所の負担軽減が挙げられます。
一方で全数把握をやめると、感染者数の増減が細かく把握できず、また、外出自粛などの要請ができなくなるので、感染対策は国民一人ひとりに委ねられることになります。
今後もコロナ対策は段階的に緩和されていくと思いますが、体調が悪かったら自主的に外出を控えたり、感染対策の意識を引き続き持つ必要があります。

参考:「新型コロナ「全数把握」見直しで何が変わる? 「きょうの新規感染者数」発表はなくなるの?(オトナンサー) – Yahoo!ニュース」