SSH経由でのTelnetサーバへの接続

TeraTermProのダウンロード・インストール

Telnetクライアントの定番ツールです。
下記から必要なモジュールをダウンロードし、インストールを行う。
インストール手順については要求される通りに行えば完了する為、省略する。

Tera Term Home Page(英語版)
Japanized Tera Term Pro(日本語版)

TTSSHのダウンロード・インストール

Tera Term Pro のSSH拡張ツールです。下記から必要なモジュールをダウンロードし、インストールを行う。
インストール手順はダウンロードしたファイルを解凍し、
Tera Term Proのインストールフォルダへコピーすることで完了となる。

TTSSH An SSH Extension to Teraterm(英語版)
TTSSH日本語版(日本語版)

SSHバージョン1で利用するRSA鍵の生成

OpenSSHサーバにてRSA鍵の生成を行う。

$ ssh-keygen -t rsa1

下記のように表示され入力を促されるが、特に「identity」という名前で問題ないのでそのままENTERを押下する。

Generating public/private rsa1 key pair.
Enter file in which to save the key (/home/xxxxx/.ssh/identity): 
↑そのままENTER
Enter passphrase (empty for no passphrase): ←パスフレーズを入力
Enter same passphrase again: ←再度入力
ファイル名 内容
identity RSA暗号を利用した秘密鍵
identity.pub RSA暗号を利用した公開鍵

$ cd /home/xxxxx/.ssh/
$ cat identity.pub >> authorized_keys
$ chmod 644 authorized_keys
$ chmod 755 /home/xxxxx/.ssh/

上記のように「authorized_keys」へ公開鍵を追加することで複数の鍵を1ファイルに保存することが出来るようになります。
また、公開鍵は一般的に公開する為、鍵自体を秘密に保つ必要はありませんが、
秘密鍵の送受信はネットワークを利用しないようにする必要があります。

TeraTermProの設定

生成した鍵を適当なフォルダへコピーする。ここでは「C:\TEMP」へコピーする。

TeraTermProインストールフォルダ内の「ttssh.exe」をダブルクリックする。
必要に応じてショートカットを作成してください。

通常のTeraTermの画面と異なり、SSHのラジオボタンが増えている。
ここではとりあえずキャンセルを押下して、先にSSH関連の設定を行う。

[Setup]メニュー → [SSH] を選択。下記の設定を行う。「Compression Level」は通信速度が遅い回線を使用しているときは 「Highest」の方へ調節する。通常はデフォルトのままでOK。
「Read/write file」は「ssh_known_host」の位置を設定する。ここでは鍵の場所と同じ「C:\TEMP\ssh_known_host」とする。

  • Compression Levelの調節(任意)
  • Read/write file:の設定

[Setup]メニュー → [SSH Authentication] を選択。下記の設定を行う。「Use plain password to log in」ではパスワードが暗号化 されない為、ここでは「Use RSA key to log in」を選択し、秘密鍵の場所を指定する。

  • User name の入力
  • Login方法の選択

設定を保存する為に[Setup]メニュー → [Save Setup]を選択し、「TERATERM.INI」へ保存を行う。

サーバへのアクセス

[File]メニュー → [New connection] を選択、又はttssh.exeをダブルクリックする。
HOST名 or IPアドレスを入力し、SSHを選択。

はじめてアクセスする場合は、下図のようなダイアログが表示され、「ssh_known_host」へHOSTと公開鍵の登録許可を確認される。
「Continue」を押下する。

ダイアログが表示される。「User name」、「Use RSA key to log in」への設定はされている為、RSA鍵を作成した時に 設定した「Passphrase」を入力し、「OK」を押下する。

ログイン後の画面($ や #)が出現したら完了です。

その他の設定

TeraTermProの標準起動を拡張画面に変更する

毎回「ttssh.exe」をダブルクリックしても良いが、TeraTermProの標準起動を拡張画面へ変更することが出来る。

Windows95/98の場合

「autoexec.bat」へ以下の1行を追記する。

set TERATERM_EXTENSIONS=1
WindowsNT/2000/XPの場合

システムプロパティの環境変数に以下の情報を登録する。

変数・・・TERATERM_EXTENSIONS 値・・・1
文字コードの変更

Tera Term Pro はデフォルトで文字コードがSJISとなっている。通常Linux等ではEUCを使用している為、設定を変更 することで日本語表示を可能にする。
[Setup]メニュー → [Terminal] を選択し、下図の「Kanji」を「EUC」へ変更する。

設定を保存する為に[Setup]メニュー → [Save Setup]を選択し、「TERATERM.INI」へ保存を行う。

HOST名、IPアドレスの登録

HOST名、IPアドレスを毎回設定するのは一苦労なので、あらかじめ登録をすることができる。
[Setup]メニュー → [TCP/IP] を選択し、「Host list」へ登録する。

設定を保存する為に[Setup]メニュー → [Save Setup]を選択し、「TERATERM.INI」へ保存を行う。