TELNETサービスの構築
インストール
通常Linuxディストリビューションをインストールした場合インストールされている場合が多いと思います。
ここでは簡単なインストールの手順を紹介します。
インストール状況確認
[root@localhost etc]# rpm -qa |grep telnet
telnet-0.17-25
telnet-server-0.17-25
ここで「telnet-server-X.XX-XX」が表示されればインストールされています。
もし表示されない時は下記のインストールを行ってください。インストールするパッケージを
「telnet-server-X.XX-X.i386.rpm」
とします。
インストール
[root@localhost etc]# rpm -ihv telnet-server-X.XX-X.i386.rpm
Preparing... ########################################### [100%]
telnet-server ########################################### [100%]
[root@localhost etc]# /sbin/reboot
xinetdの設定
現在Linuxではxinetd(スーパーデーモン)によりデーモンの管理、アクセスコントロールがなされます。
Red Hat Linuxでは、Var.7.0からinetdではなくxinetdが採用されています。
xinetdではデーモンごとの設定ファイルにてアクセス制御を行うことができます。
機能的には、 xinetd = inetd + TCPWrapper と言えます。
さらにその他にもっと多くの設定が可能でより優れていると言えます。下記に設定ファイルの例を紹介します。
/etc/xinetd.d/telnetの例
service telnet
{
disable = yes
flags = REUSE
socket_type = stream
wait = no
user = root
server = /usr/sbin/in.telnetd
log_on_failure += USERID
only_from = 192.168.1.0/24
no_access = 192.168.11.1
}
- disable:サービスの有効/無効
- flags:デーモンの動作
- socket_type:ソケットタイプ
- wait:サーバプログラムの動作
- user:プログラム実行ユーザ
- server:サーバプログラムのファイル名
- log_on_failure:プログラムの起動に失敗した時のログ出力指定
- only_from:アクセス許可するホスト
- no_access:アクセス拒否するホスト