「Nintendo Labo」子ども向けのプログラミング学習に使えるか

2018年2月に東京都内で「Nintendo Labo Camp!」というイベントが行われた。その内容は、任天堂が4月20日に発売予定の「Nintendo Switch」向けオプションパーツ「Nintendo Labo」を抽選で選ばれた親子が先行体験できるというもの。Nintendo Laboは段ボール製の組み立てキットになっており、Nintendo Switchと組み合わせることで、様々なコントローラーを作ってゲームを楽しむことができる製品だ。

引用:
https://style.nikkei.com/article/DGXMZO27402350W8A220C1000000?channel=DF160120183383

─ YODOQの見方───────────────────────────

Nintendo Laboのメインは同梱の段ボールキットを組み立ててコントローラーを作り、それを使って遊ぶというところだが、そのほかのモードとして、「Toy-Conガレージ」と呼ばれるものがある。このモードでは、「入力」と「出力」を線で繋げていくことで、キットにはないオリジナルの遊びが作れるといったものだ。

備考:https://www.nintendo.co.jp/labo/index.html
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1802/15/news090.html

Nintendo LaboのWebサイトにはこのモードに対してプログラミングという記述はないが、実際にプログラミングの学習ができるのではないだろうかと言われている。
ある言語を使って書いていくものではなく、簡単に組み合わせられるビルディングブロックを使って誰でもプログラミングできるようなものは、最近出回っている子ども向けプログラミング学習キットとほぼ同じ作りになっている。
そんな似たような製品は、例えばロジックスクエア株式会社の「Kamibot」と呼ばれる、ロボットの動きを組み合わせて動かせるというものや、ソニーの「KOOV」という、電子パーツとブロックを組み合わせ、そこにアプリ内で作ったプログラムを転送して動かす、というものなどがある。

備考:https://www.makuake.com/project/kamibot/
https://japan.cnet.com/article/35095907/

小学校でのプログラミングを必修とする動きがある中で、こういった様々な製品が出回っているが、2月20日にGMOのコエテコが公表した「プログラミング教育に関する意識調査」によると、プログラミング教育の必要性は、保護者の半数以上が「必要ない」か「わからない」という結果で、このことからプログラミングに関してあまり良い印象を持たれていないと取ることができる。
Nintendo Labo自体、プログラミング教育に何かしら大きな影響を与えるとは限らないが、遊びの中でプログラミングの仕組みが学べる製品を通して、子どもだけでなく、その親もプログラミングの関心につなげていくべきだ。

備考:http://ascii.jp/elem/000/001/635/1635720/
http://takuyasenda-digest.com/archives/1789