缶チューハイ、高純度ウオッカの透明感 「サッポロチューハイ99.99」
透明感のある味わいが特徴の缶チューハイ。商品名「99.99(フォーナイン)」は純度99.99の高純度ウオッカをベースの酒に使っていることから名付けた。アルコール度数は9%と高めだが、高純度のウオッカを使うことで飲みやすく飲み飽きない味に仕上げたという。味はクリアドライとクリアレモンの2種類。
引用:https://www.nikkei.com/article/DGXMZO34963360U8A900C1X42000/
─ YODOQの見方───────────────────────────
これらのストロング系のアルコール飲料が今大人気になっている。理由としては、「飲みごたえがある」(82%)が最も多く、続いて「飲んだ時の満足感がある」(80%)、「味が濃く感じられて美味しい」(75%)等の意見があり価格もさることながら味にも満足感が伺える。
もう一つ大人気となっている理由として考えられるのは、コンビニエンスストアの存在があげられる。現在大き目のコンビニならまだしも駅ナカや都会の小さめのコンビニに行くと、5%程度の従来の酎ハイがあまり置いていない。
お酒のあまり飲めない層は「ほろよい系」の3%程度のアルコール飲料を選び、お酒を飲む層は「ストストロング系」という切り分けがされているように感じます。このあたりのマーケティング手法が大人気となっている理由ではないかと思われる。
しかしながら、気になるのは健康面への影響。「手軽で安いから」とすぐに酔える強いお酒を飲み続ければ、健康リスクも高まるだろう。ストロング系缶チューハイの危険性、その代表はおそらくアルコール依存症の危険性だろう。なぜストロング系がアルコール依存症に結びつくのか。医師によると、最大の問題は「アルコール度数が10%近いお酒が、缶単位で販売されていること」と指摘する。瓶に入ったお酒であれば、自分でコップに注いだりして飲む量を決めたり、残ったとしても保存しやすい。缶酎ハイだとなんとなく一本飲み切らないといけないという気持ちになるのが関係しているのだろう。お酒は飲んでも飲まれるなということだ。