都道府県名字ランキング

2018年の全国名字ランキングを明治安田生命保険が発表した。東西の地域別や47都道府県別に名字の分布を調べると、様々な興味深い傾向が浮かび上がってくる。東日本では鈴木が、西日本では田中がそれぞれ1位なのに、どうして全国では佐藤が1位になるのか? なぜ東日本には鈴木・佐藤・高橋が多く、西日本には田中・山本・中村が多いのか? 東日本よりも西日本の方が独特の分布をしている地域が多いという事実も読み取れる。こうした趨勢を分析すれば、相手の名字から出身地を推測することも可能になるかもしれない。

引用:https://style.nikkei.com/article/DGXMZO37367700V01C18A1000000?channel=DF280120166607

─ YODOQの見方───────────────────────────

日本郵便が、若者の年賀状離れ対策に取り入れたものに名字検索サイトがある。名字を検索すると、その名字は全国に何人いるのか・全体で何位なのか・どこの都道府県に多いのか・その名字のルーツを調べることができる。結果はSNSでシェアすることができる、というものだ。年賀状を送り合うことで知った他人の名字や自分の名字を検索し、ツイッターやフェイスブックなどに投稿することで関心を持ってもらおうという狙いがあるそうだ。
今までに個人が作ったサイトなどでその名字の人数や都道府県を調べられるものはあっても、ルーツのようなより詳細な部分まで一度に調べられるサービスはなかなかないものだったのではないだろうか。わざわざ自分の名前や由来まで調べることもなく、きっかけがないとまず調べようとしないものだ。今回の場合だと、年賀状を書くときに名前を書いたり、届いた年賀状の相手の名前を見たりと、名前に触れる機会が多くなる。
名前を検索する時に、相手のことを思い浮かべることと、年賀状を書く時に相手を思い浮かべてメッセージを書くことに共通点がある。
名字の検索が今年年賀状を送るきっかけにならないだろうか。

参考:あなたの名字は全国何位? 年賀状シーズンを前に日本郵便が“秘策”
https://www.fnn.jp/posts/00373600HDK
参考:ニッポンの名字
https://nenga.yu-bin.jp/myoji/
参考:年賀状のとがった企画、SNS勝負 若者はとりこめる?
https://www.asahi.com/articles/ASLBZ6281LBZPTIL01J.html