ペダルの踏み間違いを防ぐために

4月19日午後0時25分ごろ、東京・池袋で旧通産省工業技術院の飯塚幸三・元委員長(87)の運転する車が暴走し、母子2人が死亡、10人が重軽傷。このとき、車が時速90キロ台後半まで急加速していたことが捜査関係者への取材で明らかになった。元院長は「アクセルが戻らなかった。ブレーキを踏んでも利かなかった。」と説明したそうだが、メーカー立ち会いによる検査の結果、アクセルやブレーキには異常がなかったことがわかった。警視庁は運転ミスとの見方を強め、自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致死傷)の疑いで捜査している。元院長は事故当時両足を痛めて通院中で、医師からは運転を控えるように言われていた。

引用:https://www.asahi.com/articles/ASM5K3T42M5KUTIL010.html

─ YODOQの見方───────────────────────────

最近このような高齢者のアクセルとブレーキの踏み間違いと思われる交通事故が多発している。

https://www.asahi.com/articles/ASM5H4QFNM5HUDCB00D.html
https://www.asahi.com/articles/ASM4P4VQSM4PPIHB006.html

これらの事件も踏まえて、ネット上では高齢者に運転させるのは危険だ!という声が多く見られた。
そもそも、なぜ高齢者によるアクセルとブレーキの踏み間違いの事故が起きやすいのかだが、これは踏み間違いに気づくのが遅いことが要因として考えられている。

また、ある記事では「若年者に比べて股関節が硬くなる」「足元の感覚が鈍くなる」ということが原因として挙げられている。
例えば、合流時やバック時の後方確認をするときや料金所や精算機で窓から手を伸ばすときに上半身をひねらないといけない場合がある。このとき、若い人なら足が身体についていくことなく、ブレーキペダルに残ったままになる。しかし、股関節が硬くなると、上半身を右に曲げたとき、足も一緒に右方向に移動してしまう傾向がある。そしてさらに、足元の感覚が鈍くなっていると、頭の中ではブレーキペダルと思っていたのに、実際はアクセルぺダルを踏んでいた…ということが起こってしまうとのこと。

参考:https://www.fnn.jp/posts/00046124HDK

しかし、実はペダルの踏み間違いによる事故は過去10年で見ると10~20代が最多となっている。
原因としては、単純に運転に不慣れで、踏み間違えたときにパニックになってしまい、とっさに切り替えることができなくて事故を引き起こしてしまうと記事では述べられている。

参考:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190518-00000003-kobenext-soci

では、ペダルの踏み間違いを防ぐためにはどうすればいいか。
以下の記事ではペダルの踏み間違いを防ぐために意識しておくこととして、「運転中の姿勢に気を付ける」「クリープ現象を利用する」の2つが挙げられている。
また、踏み間違い防止のための道具(「ペダル見張り番」など)を活用したり、踏み間違い防止システムが搭載されている車に乗ることも有効な手段として紹介されている。

参考:https://carnext.jp/magazine/article/stepping_mistake_prevention/