改札機を“顔パス”通過 大阪メトロが社員向けに 24年度に全駅導入へ

大阪メトロは11月25日、顔認証技術を用いた改札機の実証実験を、12月10日に一部の駅で始めると発表した。一般の乗客は使えず、同社の社員のみが対象。実験を通じて課題を洗い出す。2024年度をめどに、全駅で顔認証によるチケットレス改札を導入する計画

引用:https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1911/26/news118.html

─ YODOQの見方───────────────────────────

令和は「顔認証」システムが大ブレイクとなる兆しがある。
有名どころでは、「セキュリティ環境が必要な部屋の入退室」「イベントやコンサート会場での本人確認」「空港の出入国管理」などのイメージが強いが、実は様々なシーンでの導入が検討されている。
「顔認証」は指紋認証や虹彩認証などと同様、生体認証と呼ばれるものの一種で、人間の身体的特徴を事前に登録しておき、認証時に取得した情報と比較することで認証を行うものだ。生体認証は暗証番号やパスワード、物による認証のように盗難や紛失、忘却により認証ができないという危険性が少なく、その中でも「顔認証」は画像や映像から顔を検出し、顔の特徴を分析して個人を識別する認証方法。
利点としては、利便性とセキュリティを両立しているところが大きく、「直感的でわかりやすい」といったこともポイントとなっている。
また照合時に顔を「顔画像ログ」として残せるため、トラブル時に管理者がログを確認する際、顔画像データであれば目視ですぐに分かる点もメリットとして大きい。また、指紋認証と違い、機械に触れずに認証が行えるため、衛星管理の厳しい工場などにも適している。
最近では、スマートフォンのロック解除の手段や決済システムの本人確認に顔認証機能が使われるなど、身近なところで顔認証の認知度は広がりつつあるので、ニーズは今後ますます増えるであろう。