山手線新駅「高輪ゲートウェイ」にQRコード改札登場

JR東日本が山手線新駅「高輪ゲートウェイ駅」の自動改札にQRコードを利用した新型改札機を実験的に導入する。
磁気型、非接触型に加えて切符に印刷されたQRコードを自動改札機で読み取ることで、改札の入退場ができるものだと予想される。自動改札機は非常に高コストの機械で、特に磁気カードの読み取りはハードウェア制御部分が多く、メンテナンスコストがかかるという。将来的に磁気カードを廃止することができれば、長期的なJRの設備投資費の抑制につなげられる可能性がある。

引用:Impress WatchJR 東日本がQRコード改札を検討する理由。QR採用は退化じゃない

─ YODOQの見方───────────────────────────

JR東日本 高輪ゲートウェイ駅の概要について ~新たな駅サービス設備の試行導入・これまでにないエキナカ店舗の誕生~(PDF)
案内ロボット、警備ロボット、清掃ロボット、無人決済店舗・・・と新しいテクノロジーの実験場として活用される計画があるようです。
近未来的な仕様とは逆に駅舎のデザインには和の要素が取り入れられ、折り紙をモチーフとした障子をイメージさせるような大屋根を設置したり、福島県や宮城県など東北産の木材を使用することで環境に配慮し地球温暖化に貢献する二酸化炭素固定認証制度「みなとモデル」を取得予定です。また、太陽光パネルや小型風力発電機などを設置することで再生可能なエネルギーを利用し、日射の熱反射率が高い幕材を使用する膜屋根やLED照明器具の採用で省エネを実現し、線路脇には約70㎡の緑化空間を設けることで、「エコステ」というさまざまな環境保全技術を駅に導入する取り組みを行っています。
高輪ゲートウェイ駅は来春開業予定です。近くまで寄られた方、テクノロジーショールームとして途中下車して見学してみるのはいかがでしょうか?

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■備考
なぜ「高輪ゲートウェイ」なのか?
PRESIDENT ONLINE なぜJR東は「高輪ゲートウェイ」にこだわるのか
江戸自体には東海道の終端として大木戸(関所)が設けられており、「グローバルゲートウェイ品川」という仮名で進められていたようです。この名称には賛否両論あるようですが、中身と名称、JR東日本のねらいは一貫しているように思えます。