介護特化の人型巡回ロボット 異常時には部屋に駆け付けドアを開閉

ロボット開発を手掛けるテムザック(福岡県宗像市)と介護関連事業を行う高山商事(愛知県名古屋市)は11月18日自律走行して介護施設を巡回する見守りロボット「SOWAN」(ソワン)を発表した。
利用者が装着する活動量計と連動し、異常時には部屋に自動で駆け付けて職員に現場の状況を映像で伝える。
利用料金は月額6万6000円(税別)から利用が可能になっている。

引用:https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1911/18/news122.html

─ YODOQの見方───────────────────────────

個人レベルの介護においても見守りロボットが増えてきており、静岡県藤枝市では、NECのコミュニケーションロボット「PaPeRo i」(パペロアイ)を活用した高齢者の見守りサービスを市民向けに提供する予定となっている。
PaPeRo iは顔認識技術や音声認識AIを活用し、高齢者がPaPeRo iと会話できるほか、写真を撮影して家族に送信したり、家族からの音声メッセージを受け取ったりできる。朝、昼、夕方の3回、高齢者がロボットの前に来た際に、許可を取ったうえで自動で写真撮影。家族に送信し、確認後は「見たよ」と音声で伝える見守り機能も備えている。
高齢者がPaPeRo iの赤いボタンを押すと、すぐに警備会社と家族、自治体に緊急通報メールを送信。1日3回の写真撮影で、高齢者がロボットの前に3回連続で現れなかった場合にも、同様に緊急通報メールを自動送信する。
家族と離れて暮らす高齢者の安否確認、緊急対応に役立つとしている。

このようにコロナ渦もあって、介護市場ではかなり無人化やロボットといった需要が増えてきている。今後もロボットや無人化関連事業はさらに活発になっていくと考えられ、無人化のシステム導入への補助金も多くなってきているので、無人化サービスといったものに今後着目するのも良いだろう。