AWSクラウド化

リリース日 2023年4月
案件種別 クラウド化
ビジネスファンクション Other

概要

導入先
業種 地盤調査業
地域
各拠点や調査現場に分散していた物理的なNAS(ネットワークHDD)を廃止し、AWS上の安全なクラウド環境へ完全移行いたしました。最新のWindows Server 2025をベースに、複数拠点から安全かつスムーズに同時接続できるファイル共有基盤を、2か月という短期間で設計から構築・移行まで完遂いたしました。

課題・ご要望

地盤調査の現場や各オフィスなど、複数の異なる拠点からデータへアクセスする機会が多い中、従来のオンプレミスNASでの運用には以下の課題がありました。

① 多拠点からのセキュアなアクセス環境の不足
調査データなどの重要な機密ファイルを扱うため、外部や別拠点から安全に、かつ情報漏洩のリスクなく同時アクセスできる強固な通信経路が必要でした。

② アカウント管理の手間とセキュリティリスク
ユーザーごとに権限やパスワードを個別に管理していたため、管理者の負担が大きく、人事異動や退職時のアカウント削除漏れといったセキュリティ上の懸念がありました。

③ バックアップ運用の属人化と復旧への不安
万が一のデータ喪失や誤消去が発生した際、専門知識を持たない現場スタッフでは迅速なデータ復旧(リストア)が難しく、確実かつ容易に復元できる仕組みが求められていました。

解決策

これらの課題を解決するため、インフラエンジニア2名の体制で、以下の技術的な工夫を施したAWS上のファイルサーバー基盤を構築しました。

● AWS Site-to-Site VPNによる安全な通信経路の確立
各拠点とAWS間を暗号化されたIPsec VPNで常時接続。インターネット経由でありながら、専用線と同等のセキュアな通信環境を実現し、20名規模のユーザーが同時に、ストレスなくアクセスできる帯域を確保しました。

● AWS Directory Serviceによるスマートなアカウント一元管理
認証基盤にAWS Directory Serviceを採用し、Windows Server 2025との高い親和性を活かしたユーザー管理体制を構築。これにより、アクセス権限の変更やアカウントの追加・削除がダッシュボード上で一元化され、セキュリティレベルが大幅に向上しました。

● AWS Backupの導入による「使いやすさ」を重視したデータ保護
日々のバックアップ運用を完全に自動化。さらに、万が一のデータ誤消去時にも、専門知識を必要とせず管理画面から数クリックで即座に元の状態へリストアできる親和性の高い構成に仕上げました。

システム概要図

言語
タイプ
稼働環境 AWS(Amazon Web Services)
規模
開発費用

導入後の効果

■ 運用の完全クラウド化によるトラブルゼロの達成
物理的なNASの老朽化や機器故障リスクから完全に解放され、拠点ごとのハードウェアメンテナンスの手間やコストをゼロにしました。

■ 2か月という短期間でのスムーズな移行
綿密な設計と検証により、業務に影響を与えることなく短期間で安全にクラウド環境へデータを移行しました。

■ ビジネス継続性(BCP対策)の強化
簡単かつ確実なバックアップ・リストア体制が整ったことで、現場のデータ喪失リスクを極限まで低減し、業務を止めない強固な事業継続性を確保しました。

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