PMBOK(A Guide to the Project Management Body of Knowledge)
これまでの日本のソフトウェア業界を振り返ると鎖国的な状態であったと言える。国際的標準から外れた独自の開発体系の中で発展してきた。その為国際的に見ても遅れを取る結果となった。今やビジネスは世界を跨り行われる。それと同じようにシステムもより国際標準に近づく必要性がでてきた。さらに近年の急速な技術の発展により今までの方法では適合できないプロジェクトが増加する中で、プロジェクトマネージメントの領域で急速に広まってきた知識体系がPMBOK(A Guide to the Project Management Body of Knowledge)である。
統合マネージメント
プロジェクトの多種多様な要素を、整合性が取れた形で実行するのに必要なプロセス。他の八つの知識エリアを統合する位置にあり、全てのプロジェクト関係者の要求を調整し、プロジェクトを完成に導く。プロジェクト・オーナー、利用部門、システム開発側の合意事項を管理する。
- プロジェクト計画の策定
- プロジェクト計画実施
- 変更管理
Scope/スコープマネージメント
プロジェクトが成功裡に完了するのに必要とする、
全ての作業・物理的要素を過不足なく包含するように管理していくのに必要なプロセス。
- プロジェクトの立ち上げ
- スコープ計画
- スコープ定義
- スコープ変更管理
Time/タイムマネージメント
プロジェクトが所定の期日までに完成するように計画・管理するプロセス。
- 作業定義
- 作業順序設定
- 作業所要時間の見積
- スケジュール作成
- スケジュール管理
Cost/コストマネージメント
プロジェクトが所定の予算内で完成するように計画・管理するプロセス。
- 資源計画
- コスト見積
- 予算設定
- コスト管理
「ファンクションポイント法の流れ」 規模見積りみついてはファンクションポイント法が良く使用されています。
Quality/品質マネージメント
プロジェクトが発足した基本的ニーズを確実に満足する為のプロセス。
- 品質計画
- 品質保証
- 品質管理
Human Resources/組織マネジメント
プロジェクトに参加する人材が最も有効に活用されるような組織をつくり、これを維持するプロセス。
- プロジェクト組織計画
- 要員の調達
- チームの育成
Comunications/コミュニケーションマネージメント
プロジェクトの諸情報をタイムリーな生成、収集、配布、配布、保管そして廃棄に必要なプロセス。
- コミュニケーション計画
- 情報の配布
- 進捗報告
- プロジェクト完了手続き
Risk/リスクマネージメント
プロジェクトに内在するリスクを特定し、定量化し、その対応策を安画するプロセス。
- リスクの特定
- リスクの定量化
- 対応策の策定
- リスク管理
Procurement/調達マネージメント
プロジェクトの遂行主体の外部から製品又は約務を調達するためのプロセス。
- 調達計画
- 引合い計画
- 引合い
- 発注先選定
- 契約管理
- 契約の完了