海賊版サイト、どう対抗する?

NTTの鵜浦博夫社長は11日の記者会見で、「漫画村」などの海賊版サイトの接続遮断(ブロッキング)を決めたことについて「ネットの自由を守るため、無法地帯にしない取り組みが必要」と述べた。鵜浦氏は「いたちごっこと言われるが犯罪行為を放置してはいけない。やるという強い意志が必要」と強調した。

引用:https://www.nikkei.com/article/DGXMZO30373670R10C18A5TJC000/

─ YODOQの見方───────────────────────────

海賊版サイトの対抗策として、上にあるような「ISPによるサイトブロッキング」や、「運営資金のもとになる広告収入を断つ」といった提案がされてきているが、いずれも回避方法があるためあまり有効ではない。考えられる対策方法としては、公式で便利なプラットフォームを提供することが挙げられる。具体的には、「Spotify」のような定額制のサービスだ。
海賊版サイトの一つである「漫画村」の対抗策を例とすると、「出版社と作者が共同で漫画村のような仕組みを作り、収益を作者と出版社に正しく分配
するシステム」の実証実験を出版社と行っているそうだが、サービス自体をAmazon程度までにするのに5~10年かかるそうだ。便利なものがあればユーザーは公式のサービスを利用するので、海賊版サイトには技術で十分対抗できるとのことだ。

とはいえ、自分達ユーザーが無料で見れるからと海賊版サイトを利用してしまうと意味がないので、まずは利用しない、させないというモラルを意識することが重要だ。

備考:http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1805/11/news026_3.html
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1805/02/news026_3.html