乳幼児の睡眠 ITでチェック アイグラン、保育園に導入

事業所内保育の運営などを手掛けるアイグラン(広島市)は、乳幼児の睡眠中の呼吸や体の向きなどを自動で検知、記録するIT(情報技術)システムを導入する。保育士の業務負担軽減や、ITで常に乳幼児の様子をチェックすることで保育の質向上につなげる。

睡眠時の呼吸などの記録は、従来は保育士が確認し手書きで行っていた。保育士の人手不足が問題となっている中、作業の自動化を行うことにより負担軽減など、働き方改革につなげる狙いだ。
引用:https://www.nikkei.com/article/DGXMZO27829170X00C18A3LC0000/

─ YODOQの見方───────────────────────────
ユニファが開発した製品の様に、妊活から未就学児くらいまでの子育てをITの力で支援するサービスを総称して「ベビーテック」と呼びます。アメリカ・ラスベガスで開催される世界最大級の家電の見本市「CES(Consumer Electronics Show)」。そこで近年、専用エリアも設けられるほど注目を集めているのが「ベビーテック」の分野です。
CESが監修している「Baby Tech Awards」では5つのカテゴリーがあり、現状で「ベビーテック」と呼ばれるものはすべて、いずれかに該当します。

1.Baby Eats(赤ちゃんの食事)
搾乳の補助やアレルギーモニター、スマート哺乳瓶などがあります。「スマート哺乳瓶」は、飲んだミルクの量などをリアルタイムでスマートフォンアプリに記録できるため、子どもの健康管理に役立てることが可能です。
2.Baby Learn & Play(赤ちゃんの発育)
子供たちの知育発達に貢献するおもちゃやガジェット、トイレトレーニング関連などがこのカテゴリーに該当します。
3.Baby Safety(赤ちゃんの安全)
乳幼児の安全を確保することを目指した、ベビーカーやチャイルドシートが該当します。スマートフォンと連動することで、異常があった場合に通知されます。
4.Healthy Baby(赤ちゃんの健康管理)
健康状態を監視し、健康を保つためのウェアラブル体温計などが該当します。
5.Fertility & Pregnancy Help(不妊治療と妊婦さんへの手助け)
排卵日を特定し、妊活のサポートをするデバイスなどが該当します。

名前の通り、子育てを助けるテクノロジーである「ベビーテック」ですが、欧米とは違い、日本ではまだ、その注目度は高まっていません。原因としては日本は乳幼児向けの製品の認可が厳しいこと。さらに文化として、「育児は女性の仕事」という固定観念がまだまだ根強くあるのに加え、ユーザーの気持ちとしても『機械に育児を任せていいのか?』という抵抗感が有る様です。家電レベルまでベビーテックが日本で浸透していくためには、テクノロジーを使った安全な“新しい育児”のスタイルを、まずは多くの人たちに知ってもらうことが必要なのかもしれません。

引用:http://bae.dentsutec.co.jp/articles/baby-tech/