セルフチェックインでフロント業務無人化・省力化を実現

合同会社エアホストは、『AirHost チェックインソリューション』というホテルや民泊の無人オペレーションを支援するタブレット型のセルフチェックインシステムの提供を7月11日に開始しました。今年の6月15日に施行された改正旅館業法では、フロント設置基準が緩和され、一定の条件を満たすのであればICTを活用してフロント業務を無人化することも可能となりました。
このシステムは、OTA(インターネット上だけで取引を行う旅行業者)から予約詳細が自動で連携されるため、改めて予約情報を手入力する必要はなく、自動メッセージ機能で宿泊者にチェックイン情報が通知され、到着時には本人確認だけでチェックインが可能です。またマートキーとの連携でタブレット上に部屋番号と鍵情報が通知され入室できます。
民泊運営者にも義務付けられた宿泊者名簿の作成・管理・自治体への提出にも活用できます。

引用:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000013.000021608.html

─ YODOQの見方───────────────────────────

外国人観光客が増加するにともない、宿泊施設は高い稼働率で運営できていますが、深刻な人手不足や人件費の高騰も問題になってきています。今回ご紹介したシステムは、そのような問題への解決策になる反面、人とのコミュニケーションが少なくなり、物足りなさを感じるユーザーもいるのではないかと思います。日本の文化や日常を体験したいという外国人も少なからずいて、そのような方はアットフォームなおもてなしを受けられる地方の民宿などを選択しています。そのような施設では、気取らない郷土料理の提供や農作物の収穫体験を通じて、お互いにコミュニケーションをとり、人との繋がりを大切にしています。訪れた土地の人や文化に触れることも旅の醍醐味といえるので、ただ単に無人化だけを目指すのではなく、それぞれの宿泊施設にあわせた提案も必要ではないかと思います。例えば個人経営の民宿などにも予約詳細の連携や宿泊者名簿の作成・管理・提出ができるシステムを安価で提供できれば、省力化のために導入を検討する方も増えると思います。