レトロ機械IoTに変身 精密プレス工業、中小零細の効率化後押し

精密プレス工業(株)は古い設備を使い続ける町工場向けに、作業ミス防止や業務効率化に役立つ装置を開発した。開発した装置は、設備が稼働時に発する特有の上下の動きや磁界などをセンサーで検知して稼働回数に換算し、作業場のカウンターに表示するもの。 シンプルな構造で機能を絞り込んだことで、大手企業などの類似製品に比べて約半分の価格に抑えた。今回の装置は低価格で後付けできるのでIoT対応の設備が導入できない中小零細に販売する。

引用:https://www.nikkei.com/article/DGXMZO32554430T00C18A7LKA000/

─ YODOQの見方───────────────────────────

中小企業のIoT活用状況は、導入済みが2%、検討中が18%、予定なしが80%とまだまだ少ないように感じた。お金がかかり、メリットもよくわからない。なにより長年同じやり方をつづけている企業がIoTを導入する事は、現場で働く作業員にとっては抵抗があるだろう。大阪府は「リーンスタート」と称して、「シンプルに、安く、小さく始める」という中小企業に合ったIoT化を進める取り組みを行い、セミナーなどを定期的に行っているそうだ。今回の装置のようにお金をかけず、それでも生産効率を上げることのできるIoTがあるという事や、導入のメリットなどをセミナーなどを通じてうまく伝えることができれば、導入する企業も増えるのではと考えます。