まもなく終了「Google+」の公開コンテンツ、Internet Archiveに収録へ

4月2日にすべてのサービスを終了するGoogleのSNS「Google+」。The Internet Archiveのアーカイブチームは、その公開コンテンツを保護する取り組みをスタートしました。

引用:https://japanese.engadget.com/2019/03/17/google-internet-archive/

Google+は、2011年にスタートしたGoogleのSNSですが、FacebookやTwitterなど他のSNSのようにユーザーを増やすことができていなかったと言えます。また、2018年に情報漏洩に繋がる不具合が見つかったことをきっかけにサービス終了を発表しています。
参考:https://forest.watch.impress.co.jp/docs/news/1157691.html

─ YODOQの見方───────────────────────────

最近いろいろなWebサービスの停止が決まっています。
国内を見ると、3月末に「Yahoo!ジオシティーズ」、年内に「アメーバピグ」が終了を予定していて、また先月末に「はてなダイアリー」が終了しています。
参考:https://www.nikkei.com/article/DGXMZO36000780S8A001C1000000/
参考:https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1903/12/news110.html

これらwebサービスの終了理由を調べたところ、大きく2つあると考えられます。
1つは利用者数の減少による収益の低下、もう1つは技術的な問題です。
先ほどのGoogleは、技術的な問題がきっかけで、もともと利用者数が減っていたため、サービス終了が決まっています。技術的な問題も、結局は解決のためのお金を出すメリットがないために、直すのではなく撤退という決断になっているようです。

Googleはこれまでにも、GoogleリーダーやiGoogle(スタートページのカスタマイズ)などサービスを開始しては終了してきています。GoogleやAmazonなどは複数のサービスを立ち上げては終了させ、必要とされ、かつ収益につながるサービスを残していっています。
複数サービスを作っていく体力のある企業では、このようなやり方でも良いと思います。そうでない多くの企業では、一つずつ試してうまく行かなければそもそも立ち行かなくなる可能性があります。
参考:https://www.businessinsider.jp/post-176979

また、生命保険のようにサービスが終了することの影響が大きい場合は、生命保険会社が破綻しても保護機構により一定の契約保護が図られます。
Webサービスにおいては、保護機構がないことがほとんどです。契約内容にサービス終了時の条件が記載されていなくても、一定期間のアナウンスをすべきなど終了時の注意もあります。立ち上げ時に、サービス終了の判断基準や終了の手続きについても検討できると良いと思います。
参考:http://www.jili.or.jp/knows_learns/q_a/life_insurance/life_insurance_q21.html
参考:https://ec-houmu.com/kiyaku/tsukurikata