職場の「義理チョコ」は禁止すべきか

会社に勤める女性らにいわゆる「義理チョコ」について聞いたところ、職場での「禁止」に5割の女性が賛意を示していることがわかりました。

引用:男性社員の「年1回の楽しみ」消える? バレンタイン、職場の「義理チョコ」は禁止すべきか
引用:職場での義理チョコを禁じる「バレンタインデー禁止令」に賛成37%、反対10% 専門家は?

お歳暮やお中元をしない会社が増えていることもあり義理チョコの風習も不要だとする意見や、準備やお返しが面倒だという声もあります。心理的・金銭的に負担になっていることもあるようです。
反対に、自由意志でやっているため会社に禁止されるものではないという意見や、感謝を伝える良いタイミングになるといった前向きな意見もありました。
学校などではトラブル防止・不要物持ち込み禁止のため、明確に禁止するところが多くなっています。

─ YODOQの見方───────────────────────────

金銭的な負担や渡す渡さないといったトラブルを防ぐ意味では、禁止するのも仕方ないかもしれません。
ただ「感謝の気持ちを伝える」という意味では義理チョコなど、季節のイベントは良いきっかけとも言えます。

SmartHRという会社では、無用な義務感や不本意な同調圧力を避けたいという狙いで、カンパを禁止しています。
ただ禁止しているわけではなく、良い環境を保つためのルールとして禁止を明言しています。
参考:SmartHR ではバレンタインデーの「カンパ」を禁止しています

バレンタインだけでなくお歳暮やお中元、年賀状なども、慣例というだけでなく、相手との関係性を円滑にすることを目的にしているのではないでしょうか?
感謝の気持ちを伝えたり、コミュニケーションをとることは重要ですが、きっかけが無いとなかなか実践できないのも実情です。こういった行事を、良い関係を築くことに利用するのは悪いことではないと思います。

5年ほど前から、日ごろから感謝の気持ちを伝えたりコミュニケーションをとる仕組みを導入する企業が増えています。
無料のものや、匿名で感謝を伝えられるもの、スタンプで簡単に反応できるものなど、様々なサービスが提供されていますので、会社風土にあったものを選び、よりより労働環境を目指してみてはいかがでしょうか。

≪事例≫
参考:19万人企業に「褒める文化」を根付かせたヤマトの「満足BANK」に学ぶ風土変革の極意
参考:スタッフ同士が「ありがとう」と伝え合うシステムを導入したら、みんながちょっとHAPPYになったお話

≪サービス例≫
参考:ほめるが見える。やる気が変わる。社内モチベーションSNS「ホメログ」
参考:Unipos (ユニポス) | 貢献を見える化し組織を強くする