1都3県「緊急事態行動」8日から要請へ最終調整 外出自粛や時短

新型コロナウイルスの急速な感染拡大を食い止めるため、東京と埼玉、千葉、神奈川の1都3県は、今週金曜日の1月8日から、今月末まで、「緊急事態行動」として、住民に対して午後8時以降の不要不急の外出自粛や、酒を提供する飲食店に対して午後8時までの営業時間の短縮を要請していく方向で最終調整していることが分かりました。

引用:https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210104/k10012796201000.html

─ YODOQの見方───────────────────────────

東京は最近コロナ慣れを起こしているように見える。その為、感染者の増大もとどまるところを知らない状態となっている。
正月の箱根駅伝でもステイホームでの観戦を訴えかけたにもかかわらず、沿道には18万人もの観戦者が訪れていた。
例年の観戦者は121万人であった為、主催者側は85%減の大成功と見做しているが、18万人はどう考えてもかなりの人数に思える。
また年末の神田明神には500人もの人が一堂に会し、コロナ撲滅を祈るという事態も発生してしまっている。
昨年の緊急事態宣言時は未知のウイルスへの脅威で、「自粛警察」と呼ばれるような休業要請や外出自粛に応じていない事業主や個人をSNSで指摘したり、張り紙をしたり、110番通報するなどの行為が行われるほどだった。しかし、コロナウイルスの感染方法や感染しても重症化するリスクの低い人の条件がわかるにつれ、ゆるみが出てきたように思われる。もちろん、「自粛警察」は行き過ぎた行為ではあるが、それだけコロナウイルス感染に対する脅威を持つ人が大勢いたことの表れでもあるだろう。
8日に発動される時短要請自体は意味のないものではないが、まずは民衆の意識に強く訴えかけて、一個人の意識を高く持ってもらえないとコロナ終息もまだまだ遠いように思える。