ラーメン一蘭のVRゲーム登場

とんこつラーメン専門店の一蘭が、VRゲーム「カウンターファイト一蘭」をOculus Storeで配信している。プレイヤーが一蘭の従業員となって、次々と接客をしていくゲームだ。
「Counter Fight」は、トリコルが2016年に開発したVR飲食店シミュレーションゲームのシリーズ。今回は一蘭監修で新たに作り上げた。「カウンターファイト一蘭」はただラーメンを作り続けるだけでなく、盛り付けの美しさの判定や、麺のおいしさを維持するための「15秒の掟」など、一蘭ならではのこだわりをゲーム内でも表現。店内で流れるBGMや替え玉のチャルメラ音なども忠実に再現されている。

引用:https://news.yahoo.co.jp/articles/7e417e5847bfcf86136748ccb386325cf1bc937d

─ YODOQの見方───────────────────────────

このゲームは今までのVR体験型シミュレーションゲームとは違い、一つの飲食店に焦点を当てて作られている。それによって、VRゲームの新たな可能性が見えてきた。
「カウンターファイト一蘭」は、BGMや内装、普通は公開されない厨房の様子や道具、システムといったあらゆる点で一蘭のこだわりが感じられる仕上がりとなっている。このゲームを行うことで、プレイヤーは一蘭の従業員としての腕前を評価される。高得点を狙うには一蘭のカウンター内での作業を頭だけでなく身体で理解する必要があるだろう。VRということもあいまって、作業の臨場感には目を見張るものがあり、一蘭の新人教育にも活用できそうだ。
今後、VRシミュレーションゲームは新人教育や職場体験、さらには面接といったような様々な場面で応用される可能性がある。今回のように、一企業に特化したゲームも出てきたとなると、企業が独自にシチュエーションをカスタマイズすることも、そう遠くない未来に可能になるだろう。
今後もVR業界の動向に注目していきたい。