「音楽聴けない」新型イヤホン 騒音消し環境音で安眠

音響メイカーのボーズが、音楽が聴けないイヤホンを開発しました。寝るとき専用の「ボーズノイズマスキングスリープバス」という商品で、入眠や眠りの質で悩みを抱えている人に向けたワイヤレスイヤホンです。この商品はノイズマスキングという技術を採用しています。ノイズマスキングとは、イヤホンから環境音を流すことで、いびきや外部の騒音などをシャットアウトすることです。環境音は連携するスマホアプリを使って雨の音や、川のせせらぎなど10種類の中から選択します。なお、アップデートで流せる音のバリエーションを追加する予定もあるそうです。目が覚めるまで再生しておくことを推奨していますが、アプリには、スリーブタイマー機能も備わっているので、指定した時間が経つと停止させることもできます。イヤホンの重さは片耳たったの1.4gで、かなり軽量です。横向きの姿勢で寝るときに感じるかもしれない不快感を消すために、耳の中に納まるように設計されており、寝返りを打っても落ちないようデザインになっています。また、耳のサイズに合わせてS・M・Lから選ぶことができます。「ボーズノイズマスキングスリープバス」には16時間の追加充電ができるケースもついており、端子はマイクロUSBなので旅先でも充電に困ることはないだろうとのことです。北米では250ドル、(日本円で約2万7500円)販売しているそうで、日本発売も今秋を予定しています。睡眠時間は人生のほぼ3分の1。その時間ずっと活用すると思えば、安い買い物な気もする?

引用:https://www.nikkei.com/article/DGXKZO33712040S8A800C1H56A00//

─ YODOQの見方───────────────────────────

記事を読んでみて、いくつか疑問に思うことがありました。まず普通のBluetooth接続をするイヤホンではダメなのか、という点と2万7500円の価値はあるのかという点です。「Bluetooth イヤホン 就寝時」で検索すると、やはりいくつかのイヤホンがヒットしました。ですが、注意書きとして寝返りを打つと外れる可能性があると記述されていたり、軽量と書かれているが、1.4gよりも軽量なものはなかったり、コードレスではなかったりで、ボーズノイズマスキングスリープバスの性能を上回るものは私が探した限り見当たりませんでした。そして2万7500円の価値はあるのかという点に関しては、人によりけりだと思います。現時点では連携するアプリに入っている環境音のみしか流すことはできませんが、今後自分の好きな音楽も流せるようになると2万7500円を払ってもいいと思う人は増えると思います。ですが、ボーズはこの商品はあくまでも「寝るとき専用」として売り出しているので、おそらく実現することはないだろうと考えます。

参考:https://www.businessinsider.jp/post-170051