メルカリ悩ますアカウント乱造 不正出品のツールに:日本経済新聞

フリーマーケットアプリのメルカリが、アカウントの乱造に悩まされている。
偽ブランド品などの不正な出品で身元を隠すツールとして需要があり、大量に作成して売りさばく者が絶えない。同社は二重三重の対策で取り締まっているが、アカウントを凍結しても別の新しいアカウントを使われる「モグラたたき」の状況が続いている。

引用:https://www.nikkei.com/article/DGXMZO34824790R30C18A8CR8000/

─ YODOQの見方───────────────────────────

SNSを使った犯罪は後を絶たない。対策しても次から次へとさらに巧妙な手口が現れいたちごっこの状態です。
主要なSNSで問題になっている事象を調査してみた。

○Twitter
複数アカウントを匿名で使えること、年齢規制がないことなどから1人で複数のアカウントを作成し誹謗中傷を繰り返すような犯罪による被害が問題となっている。
対策として、本年度Twitter社が偽アカウントを数千万件規模で削除を行う対応を行っている。
参考:https://www.yomiuri.co.jp/science/goshinjyutsu/20170421-OYT8T50019.html

○Facebook
Facebookは実名で登録している人が多いことでその交友関係を狙ったなりすまし、アカウントの乗っ取りが多発している。友達に金銭を要求し振り込ませたり、アカウントのカード情報などを盗んだり、自身を含めた個人情報を悪用する被害がでている。
対策として、サイバーセキュリティおよび投稿監視のための雇用を倍増し、2018年中に2万人にする目標を掲げ対応を急いでいる。
参考:https://japan.cnet.com/article/35117711/

○LINE
LINEは基本的にクローズな世界でのメッセージの交換を行うことでより交友関係を狙われることが多いと言えます。突然旧友から頼み事として電子マネーを代わりに買ってほしいというようなお願いが来たり、特定の操作を求められたりするようなことが報告されている。対策としては1アカウントが1つのスマートフォンに紐づけられる為、乗っ取りが発生した場合に気付きやすく、他のSNSと比べてセキュリティーが高いと考えられますが、乗っ取られることに対しての根本的な解決は難しいことには変わりません。
参考:https://blogs.mcafee.jp/line-takeover

最近のよくある手口としては、いずれかのSNSのアカウントを入手できたときに同じID、PWを利用していることが多い特性を利用し、他のSNSへ侵入する手口が増えている。さらには利便性を高めるSNS連携などの機能を利用する手口も増えているため、利便性は低くなるが、ID,PWをSNSごとに変えたり、連携機能を利用しない設定としておくことが大切であると言える。