風邪薬の販売数が最低に

新型コロナウイルスの感染対策により、一般用医薬品(大衆薬)の総合感冒薬の売れ行きが低迷している。インテージヘルスケア(東京・千代田)によ
ると、2020年の総合感冒薬の販売額は787億円だった。同社が大衆薬の市場調査を始めた1996年以来、最低額となった。

引用:https://www.nikkei.com/article/DGXZQODZ014XM0R00C21A3000000/

─ YODOQの見方───────────────────────────

この冬のインフルエンザは流行せずにシーズンを終えた。これは、厚生労働省が今の方法で調査を始めた2000年以降で初めてのことだそうだ。
インフルエンザの報告を基に推計した全国の患者数は2月初めの1000人が最も多かったが、同時期のコロナ感染者数の1万5千人と比べれば桁違いに少なくなった。
インフルエンザの患者数が少なかったのは日本だけでなく、世界的に見ても同じような傾向で、これは海外との往来の制限や3密を避けるといったコロナ対策が影響していることは間違いないと言われている。
ちなみに、インフルエンザのワクチンの供給量についても、今のワクチンの種類になった平成27年度以降で去年~今年のシーズンが最も多かった。対応側としても、インフルエンザと新型コロナの症状が似ていることから、できるだけインフルエンザ患者を減らすよう接種を呼び掛けることが重要だったとの事。
今のような予防法は、どの感染症であっても効果があるのではないだろうか。

参考:
https://www.nikkei.com/article/DGXZQODG30AII0Q1A330C2000000/
https://www.mhlw.go.jp/content/10906000/000704142.pdf