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ドコモのバーコード決済サービス「d払い」発表

NTTドコモは4月よりスマートフォンに表示させたQRコードで支払いを行う決済サービス「d払い」を開始すると発表した。 引用:https://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/2018/01/17_00.html サービスの加盟店のみ利用可能で、まずは高島屋、アーバーンリサーチ、タワーレコードなどで利用可能。ローソン、マツモトキヨシなどが追随する。レジでバーコードを表示するだけで決済が可能で、利用に応じてポイントが付与される。支払いは携帯電話料金との合算請求、カード払い、ポイントやドコモ口座が利用できる。 ─ YODOQの見方─────────────────────────── 国内では楽天Pay、LinePay、OrigamiPayなどに続くバーコードでの決済サービスだが、フィンテック分野で先行する中国やインドでは既に広く普及している。その他の国でも銀行、VISAなどの決済事業者、ウォルマートなどの小売りから様々な決済サービスが提供され、キャッシュレス社会に向けて加速する傾向が見られる。 究極のキャッシュレス社会に近いと思われる、スウェーデンの事例を紹介した記事は興味深い。 引用:http://infcurion.jp/2016/10/14/a-cashless-society-of-sweden/ 通常の物販、飲食店などはもちろん教会のお布施やPTA会費までがキャッシュレスになっているという。半数以上の銀行店舗では現金を引き出すこともできず、消費者が現金を持つ理由は失われているという。このまま日本もキャッシュレス化の潮流に飲まれていくのだろうか。

「マスカスタマイゼーション」という物作りについて

「世界で唯一のビジネスモデル」として、福井県のアパレルメーカー「セーレン」が衣料品でマスカスタマイゼーションのシステムを発表した。マスカスタマイゼーションとは、低コストの大量生産を行いながらも、個々の消費者に合わせて柔軟な「オーダーメイド」商品を製造する手法です。 引用:http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1704/06/news036.html ─ YODOQの見方─────────────────────────── このような手法が広まりつつある背景には、消費ニーズの多様化と豊かさという顧客側の要求と、IoTを初めとするデジタル技術の応用による供給側の高度化が合致したことによると思われるが、この手法をビジネスモデルとして成立させたものが【コスト】と【部品化】である。IoTを核に、ロボットや3Dプリンターなどの生産技術を使って、大量生産とほとんど変わらないコストでオーダーメードの商品を作ることが可能になった。先に紹介したアディダスはこの手法により20年ぶりにドイツでの製造を始めた。そして部材の組み合わせによってオーダーメイドに限りなく近いバリエーションを実現することができた。日本における今後の展望について考えてみる。経営幹部が求めるIoTの効果は日本では『効率化』であり海外では『新たな収益源』であるという調査結果がある。恐らく今後、日本においても『新たな収益源』という見方が強まるのではないか。それに「マスカスタマイゼーション」というきめ細かな対応は日本に合っているのではないか、ひよっとして日本製造業の復活に繋がり得るかもしれない。我々、システム屋としては、このようなニーズに応えていく準備が必要なのではないだろうか。 引用:https://www.nhk.or.jp/keizai/archives/20171111_07.html

AT&T、5G商用サービスを2018年末に開始へ

米AT&Tは2018年末までの5Gサービス導入をはじめとする、同社2018年事業計画の一部をニュースリリースサイトに公開した。 2017年12月末に標準化仕様がまとまったばかりの3GPP 5G NRに基づく5Gサービスを提供する。また、5G技術を使った、各種産業界の事業改革と市場開拓を支援する様々なトライアルも続けていくとしている。 引用:https://www.nikkei.com/article/DGXMZO2546027009012018000000/ ─ YODOQの見方─────────────────────────── 5G通信とは 第5世代移動通信システム(5G)は、今、規格の標準化が進められている次世代の通信技術だ。まず、過去の変遷を振り返っておくと、日本でアナログ方式の携帯電話が始まったのは1979年のこと。このアナログ方式を1G(第1世代)とし、1993年のデジタル方式を採る2G(第2世代)のモバイル通信サービスの登場で携帯電話はサービスとしてスタートする。音声に加え、メールやネットも携帯電話から利用できるようになった。 ただ、音声通話の音質は悪く、スピードも9.6kbpsと、データ量の多い情報を扱うには限界があった。携帯電話が情報通信サービスとして本格化するには、3Gの登場まで待たねばならなかった。3Gでモバイルブロードバンド時代がやってきて、高速・大容量のデータ通信が可能となったのだ。コンテンツが一気にリッチ化し、ユーザーも広がった。スマートフォンやタブレットなど、新たなデバイスも現れた。 その後、高速・大容量化を求める流れは加速。4Gが登場して、現在はストレスなく動画コンテンツやゲームを楽しめるようになっている。こうした流れは、スマートフォンの普及に大きく影響したといえる。 5Gの登場を携帯電話サービスの進化の流れの中でとらえてしまうと、その真の価値を見誤ることになる。3G、4Gと来て5Gなので、その延長で、より高速化・大容量化を加速するものと考えてしまうが、実はそれだけではなく、5Gは「IoTの普及に必須となるインフラ技術」といわれている。なぜIotが普及によって5Gが必要となるのだろうか。米EMC、IDC共同調査によると2015年に通信されたデータ量はおよそ6ZB(zettabyte;1ゼタバイト=2の70乗バイト)。それが、2020年には7倍の44ZBになると言われている。 IoTが普及し、情報端末だけではなく、あらゆるものがネットワークにつながるようになると7倍もの量のデータが通信されるわけで、当然それだけ高速なデータ通信、 インフラが必要になる。さらに、IoTでいろいろなものがつながってくる。現状、3G/4Gで接続できる端末台数は約150億台と試算されている。しかし、もうすでに携帯電話は世界で約90億台。(米シスコが出している予測では、全世界のモバイル端末の数は2014年に73億、2015年には79億にまで達し、2020年までに116億までに増加するという。 )それ以上、IoTで接続したい機器が増えていくと、あっという間に今のインフラではつなぎきれないところまでいってしまう。そこで必要になるのが「5G」ということなのである。 引用:5G(第5世代通信)を基礎から解説、通信の速度や用途は今後どう変わるのか

ソニー、新型「アイボ」発売 12年ぶりに復活

シャープは本日11日に、犬型家庭用ロボット「aibo(アイボ)」を発売した。15万台を販売した初代アイボの生産を2006年に中止して以来、12年ぶりの 復活となる。本体価格は19万8000円と高価にも関わらず、3度受け付けた先行予約が全て1時間以内に完売するなど滑り出しは好調。海外展開も視野に入れており、ソニー復活の象徴となるか、注目を集めている。 引用:https://www.nikkei.com/article/DGXMZO25540780R10C18A1MM0000/ ─ YODOQの見方─────────────────────────── 今回発売した新型の「aibo」は三つの特徴があげられている。 一つ目の特徴は「見た目」。旧型がカクカクしたいかにもロボットという見た目だったのに対して、新型の「aibo」は丸みを帯びた生命観あふれるたたずまいと質感、デザインになっており、また愛くるしいふるまいは自然な動きでまるで本当に生きているかのよう。 二つ目の特徴は「寄り添い」。オーナーからの呼びかけを待つだけではなく、好奇心旺盛な「aibo」はオーナーに能動的に働きかける。また周囲の環境を徐々に把握し、慣れ親しんでいくことで「aibo」は自分の歩く範囲を広げるなど状況に応じた行動がとれるようになっていく。 三つ目の特徴は「関係性の醸成」。人々との触れ合いを重ねていくことで、「aibo」のふるまいは徐々に変化していく。優しいオーナーには愛情を返すようになり、さらにオーナーからの愛情を感じると、より深い愛情を返すようになるなど絆を深めていく。「aibo」に搭載されたAIがオーナーとのやり取りを学び、「aibo」を個性的に成長させる。 引用:https://robotstart.info/2017/11/01/sony-aibo.html このようにロボットの進化はより本物の生き物に近づくというベクトルで進んでいっているように思われる(感情、記憶、自然なふるまい、見た目など)。しかし、逆にリアルすぎるのはどうなのかという意見も多い。今回の新型「aibo」のニュースを受けて「不気味の谷」というワードを用いて表現する声が多い。「不気味の谷」とはロボットやCGで作られた人間を本物の人間に似せようとすると、ある段階で人が強い不快感を抱く現象のことである。新型「aibo」の見た目やふるまいのリアルさから「不気味の谷」を連想してしまう人が続出したのである。新型「aibo」は「不気味の谷」を超えることができるのか、今後も注目したいポイントである。 引用:https://news.yahoo.co.jp/byline/ishidamasahiko/20180112-00080384/

Intelプロセッサの脆弱性対応でWindowsとLinux性能低下の見通し

Intelプロセッサに脆弱性が存在することが判明した。この脆弱性に対応することで、OSの性能が5%から30%ほど低下する見通しと指摘されている。また脆弱性は2種類報告されており、「Meltdown」はIntelプロセッサのみ影響する脆弱性と見られている。この脆弱性はオペレーティングシステム側で対処できるが、その結果、性能の低下を招くという。「Spectre」はIntelのみならずARMやAMDといったほかのプロセッサにも存在する。ARMも含まれることでスマートフォンやタブレットデバイスも対象となり、影響範囲は広範囲に及ぶものと見られる。 引用:https://news.mynavi.jp/article/20180109-566958/ ─ YODOQの見方─────────────────────────── 脆弱性について考えてみる。ソフトウエアの脆弱性が悪用された実例として、Webアプリケーションフレームワーク「Struts2」の脆弱性について考える。Struts2の脆弱性の多くはリモートコード実行の脆弱性だ。Struts2にリモートコード実行の脆弱性が多いのは、内部で「OGNL」というライブラリを利用しているためだ。OGNLは、Javaに似たコードをコンパイルなしで実行する。Struts2ではデータの処理にOGNLを多用している。このため、Struts2に脆弱性があると、例えば攻撃者がHTTPリクエストに埋め込んだ悪意のあるコードがOGNLによって実行されてしまう。 引用:http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/column/17/090100359/090100004/?rt=nocnt 脆弱性についてはさまざまなところで報告がされているが、Struts2などのオープンソースは自分で対応しないといけない事もある。また、脆弱性について、メーカーのように自動で対応をしてくれるとも限らないので、常に脆弱性などについてはアンテナを張っている必要があると考える。

雪崩捜索にLINEの機能を利用した「雪山Bot With LINE Beacon」

スキー場の雪崩で埋まった遭難者のスマートフォンの信号を受信する位置情報システム「雪山Bot With LINE Beacon」が開発された。雪崩に巻き込まれ遭難した際に、捜索隊が小型のビーコンを使い、雪に埋まったスマホの信号を拾うことで、遭難者の発見につなげるためのものだ。 引用:https://mainichi.jp/articles/20180108/k00/00e/040/222000c ─ YODOQの見方─────────────────────────── LINEを使ったBeaconサービスについて調べてみた。 スタートトゥデイ社が開発したボタン型ビーコン。主にアパレル向けに開発されたもので、商品に取り付けられたボタン型ビーコンを押すと、LINEを経由して商品や店舗の情報がスマホに届く仕組みになっている。 引用:http://beaconlabo.com/2015/11/1745/ キリンビバレッジバリューベンダー株式会社とLINEが提供しているBeacon搭載自動販売機。LINEと自動販売機がビーコン経由で繋がり、購入ごとにポイントが付与され、ポイントが貯まると好きなドリンクと交換できるというものだ。 引用:http://www.kirin.co.jp/company/about/kirinbeverage/expansion/jihanki/tappiness/ LINEとトーハンが提供したLINEマンガ試し読みキャンペーン。全国の書店150店舗にビーコンを設置し、LINEのマンガアプリ内で試し読みできる本が配信される。 引用:http://www.ringo-star.net/entry/2016/09/17/125247 使いやすさについても調べてみたが、接続できないという意見がいくつか見られる。Beaconの利点はサービスごとに新しくアプリをインストールしたり、雪山用の高価なビーコンを購入するといった手間を省き、複数のサービスをLINEにまとめられるという点にあるので、そういった改善があれば使い勝手の向上につながるのではないだろうか。

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