技術情報

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ローカル開発環境構築

windowsでxamppを使ってECCUBE4の開発環境を構築します。 1.xamppのインストール 1-1.xamppのダウンロードサイトより、xamppのインストーラを取得します。 https://www.apachefriends.org/download.html 1-2.任意の場所で実行します。 1-3.nextを選択 1-4.nextを選択 1-5.任意のインストール先を入力し、nextを選択 1-6.チェックを外して、nextを選択 1-7.チェックを外して、nextを選択 1-8.しばらく待機 1-9.Finishを選択 1-10.理解できる言語を選択 2.ECCUBE4のインストール準備 2-1.公式サイトのダウンロードページからパッケージを取得(https://www.ec-cube.net/download/) 2-2. 1-5で選択したフォルダ\htdocs配下に展開する 2-3. ecucbe-4.0.3をeccubeにリネーム 2-4.「C:\インストール先\php\php.ini」のextension=intlのコメントアウトをを外す 同じようにmax_execution_timeを120へ変更 「C:\インストール先\apache\conf\httpd.conf」をエディタでひらき mod_vhost_alias.soのコメントアウトを取る。 「C:\インストール先\apache\conf\extra\httpd-vhosts.conf」をエディタでひらき、下記を追加 <VirtualHost *:80> ServerAlias *.local VirtualDocumentRoot “C:/インストール先/htdocs/%1” <Directory “c:/インストール先/htdocs/*/”> order deny,allow Require all granted Options Indexes FollowSymLinks ExecCGI IncludesNoExec </Directory> </VirtualHost> <VirtualHost *:443> ServerAlias *.local VirtualDocumentRoot “C:/インストール先/htdocs/%1” SSLEngine on SSLCertificateFile “conf/ssl.crt/server.crt” SSLCertificateKeyFile “conf/ssl.key/server.key” CustomLog “C:/インストール先/apache/logs/ssl_request.log” \ “%t %h %{SSL_PROTOCOL}x %{SSL_CIPHER}x \”%r\” %b” </VirtualHost> 「C:\Windows\System32\drivers\etc\hosts」をエディタでひらき、下記を追加する # eccube4.local 127.0.0.1 eccube.local 3データベース作成 3-1.Apache,MySQLを起動する 3-2.MySQLのAdminボタンを押して、phpmyadminの画面を表示 3-3.左上のNewを選択し、任意のデータベース名で作成する。 3-4.ユーザを作成する SQLタブを押し、 CREATE USER ‘testuser’@’localhost’ IDENTIFIED BY ‘IOlf29fs’; –上記の場合、ユーザ名:testuser、パスワード:IOlf29fsとなります を入力し、実行ボタンを押す。 緑のマークが出て、「0行の返答がありました」と出てたらOK 3-5.権限を付与する SQLタブを押し、 GRANT ALL ON testdb.* TO ‘testuser’@’localhost’; –上記の場合、ユーザ名:testuser、サーバ名:testdbとなります を入力し、実行ボタンを押す。 緑のマークが出て、「0行の返答がありました」と出てたらOK 4.ECCUBE4インストール 4-1.https://localhost/eccube/をブラウザで開く 下記の画面が開いたら、次へ進むを選択 4-2.下記の画面が開いたら、次へ進むを選択 4-3.下記の画面が開いたら、入力して、次へ進むを選択 全て任意ですが、設定した値をメモしておいてください。 メールの設定はローカル環境のメールサーバ設定に合わせておいてください。 4-4. 3,データベースで設定した値を入れて、次へ進むを選択 4-5.次へ進むを選択 4-6.管理画面を表示を選択 4-7. 4-3で設定した管理画面のID,PWを入力してログイン 4-8.下記のような管理画面が開けばOKです 4-9. フロント画面を表示する(https://eccube.local/) 表示されればOKです。 今回はローカル環境構築のみでしたが 実装について 本番サーバの構築について など少しずつ記事を更新していく予定です。

オーディオ業界に新風を巻き起こすか

海外で先行発売されていたボーズのメガネ型ウェアラブルデバイス「Bose Frames」が日本上陸を果たしました。 ヘッドホン・イヤホンのようでもある“着るスピーカー”の上手な楽しみ方を検証してみたいと思います。 Bose Framesはメガネ型のウェアラブルデバイスですが、その用途は映像や情報を「見る」ことではなく、音を「聴く」ことに特化しています。 つまりメガネ型のワイヤレススピーカーとして楽しむ製品です。 リムのところにスピーカーなどが内蔵されているため、本体は普通のメガネよりも少し大きめ。でもそのぶん小顔に見えて得する感じもあります。 “着るスピーカー”であるBose Framesのサウンドはかなりしっかりしていると感じました。 Bose Framesが鳴らしている音楽も明瞭に聴くことができ、特にボーカルやピアノ、ギターなどメロディラインは輪郭線がボールドで肉付きが良く、明瞭に立って聞こえてきます。(BluetoothオーディオのコーデックはSBCとAACに対応しています) 耳を塞ぐイヤホン・ヘッドホンと違って、いわば「完全にオープンスタイル」なワイヤレスオーディオ機器なので、屋外で使用すると周辺の環境音も普通に聞こえてしまうため、周囲に人がいる場所で本格的に音楽リスニングを楽しむ用途には不向きかもしれません。 静かなオフィスや図書館のような室内、あるいは人との距離が近くなる満員電車やカフェなどの場所では周囲に迷惑をかける心配があります。 もしも屋外で使うのであれば、街を歩く時など移動中であれば周囲の環境音が聞こえてくるメリットが活かせそうです。 メガネのサイズ感としては、鼻当ての間隔が少し広いことと、リムがやや重いことから、本体が顔からずり落ちてくることがあり、激しく体を動かすスポーツシーンにはあまり向いていないかもしれません。 Bose FramesはBluetoothでペアリングしているスマホやタブレット、ゲーム機などの音を聴いたり、本体にマイクも内蔵しているので、スマホと組み合わせる場合はハンズフリー通話にも活用できます。iPhone 11 Proとペアリングして使ってみたところ、Siriの反応がとても速く、マイクの認識精度も悪くなかったため、身に着けるタイプのスマートスピーカーとしても戦力になりそうとのこと。 ただ、内蔵バッテリーによる駆動時間はワイヤレス接続の状態で連続して音楽を聴いた場合は約3.5時間でフル充電にかかる時間が約2時間なので“燃費”は良くない。 また、バッテリーの充電に専用のケーブルを必要とした仕様が残念で外出先で本体のバッテリーを汎用性の高いUSB Type-Cケーブルなどをスマホとシェアしながら使えれば、連続音楽再生時間が短めであることについても納得しやすかったと思われます。 引用:<Yahoo!ニュース> https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191110-00010002-getnavi-ind ─ YODOQの見方─────────────────────────── 音響系メーカーなどがウェアラブルデバイスの開発を進めていることに関して少し記載します。 「Bose Frames」のようにサングラスとしての要素とイヤホン・スマートスピーカーとの両面性をもつ、ウェアラブル端末は、今後市場にもっと出まわることになるかと思います。 ただ、現時点でのレビュー評価などを見ると、ファッション面や機能面でも一般の方が実用するにはまだ少し遠い状況になっていると思われ、この先課題となってくるのが一度の充電で駆動できるバッテリーの利用時間と、実際のイヤホン・スピーカーと比べた利便性、そしてファッション性が劣る部分をこの先どこまで向上させることが出来るかという点です。 また、「Bose Frames」は眼鏡型ということで、眼鏡メーカーと提携して度付きの眼鏡として製品化することで需要も増えて来るかと思われます。 まだまだこれから伸びしろのある領域だとは思いますので今後の動向に注目したいと思います。

iPhoneでマイナンバーカード読み取り、ログインして行政手続き

11月5日、マイナンバー制度のポータルサイト「マイナポータル」の利用者登録やログイン、オンライン申請の電子署名、自身の個人情報の確認、e-Taxを使った確定申告等の外部サイトとの連携機能をiPhoneで行えるようになった。iPhoneの対応で、今まで対応していたAndroidスマートフォンに加え、iOS13.1以上をインストールしたiPhone7以降のモデルでも「マイナポータル」を使えるようになった。 引用:https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1911/05/news087.html ─ YODOQの見方─────────────────────────── 主にマイナンバーカードの交付枚数率を中心に調べてみた。 マイナンバーカードの交付自体は平成28年1月から開始している。また、総務省は平成29年3月8日から約100日おきにマイナンバーカードの交付状況を公開している。公開されている交付状況によると、全国区での人口に対するマイナンバーカード交付枚数率の期間ごとの推移は0.5~0.8%ずつ上がってきていますが、最新のものである令和元年9月16日の交付枚数率は4.0%となっており、まだまだマイナンバーカードの普及は進んでいないことがわかる。 マイナンバー制度の導入目的は、「国民の利便性向上、行政の効率化、公平・公正な社会の実現」となっている。しかし、最新の交付枚数率を見る限りでは、目的を十全に果たしているとは言いにくい。現状を好転させるためのアプローチの一環としてあるのが、記事にとり上げられていたマイナンバー制度のポータルサイト「マイナポータル」と考えられる。 しかし、「マイナポータル」の存在がマイナンバーカードの交付枚数率の急激な上昇につながるとは考えにくい。というのも、「マイナポータル」自体は平成29年11月13日に本格運用を開始したものの、それ以降の交付状況を見ても全国区の交付枚数率の上り幅はあまり変わっていないからだ。また、マイナンバーに個人情報を紐づけることに危機感を覚える、マイナンバーカードが無ければできないことがある訳ではないので別になくてもいいといった理由でマイナンバーカードを作らないという人が多い一方で、「マイナポータル」の存在はそのどちらの理由も解消できていない。 結果、今回iPhoneに対応したからと言って便利にはなったものの、マイナンバーカードの普及にはそこまで貢献せず「便利なもの」止まりになると思われる。マイナンバーカードの普及にはまだまだ時間がかかると思われる。 参考:交付状況 http://www.soumu.go.jp/kojinbango_card/index.html#kouhu 参考:マイナンバーカードの交付開始時期 http://www.soumu.go.jp/kojinbango_card/03.html#card 参考:「マイナポータル」本格運用開始時期 http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01kanbo07_02000001.html

Flashを置き換える

GMO GPは11月1日、ペット育成ブラウザゲーム「Livly Island」(リヴリーアイランド)を12月26日に終了すると発表した。2003年に提供を始め、19年3月にはスマートフォン版もリリースしていたが、「現状の体制では飼い主(ユーザー)の皆さまに満足いただけるサービスを提供し続けることが困難と判断した」という。 引用: ペット育成ゲーム「Livly Island」終了 16年の歴史に幕 ─ YODOQの見方─────────────────────────── FlashからHTML5への置き換えについて調べてみた。 リヴリーアイランドはもともとFlashで作られたゲームで、このゲームに限らず、ブラウザゲームはFlashで作られているものが多く、2020年末のFlashサポート終了までに何らかの対応が必要になる。 多くはHTML5へ置き換える方法がとられるが、この作業のコストはかなりかかるものであり、コンテンツの大きさによっては新作ゲームが作れるほどなのだとか。 このコストが大きいなどの理由で、そのままサービスを終了するゲームもある。例えば「くまのプーさんのホームランダービー」で有名な「Yahooきっずゲーム」のコンテンツが挙げられる。 ゲームやWebサイト共通してFlashからどうやってHTML5に置き換えるのかというと、 ・SWFファイルやソースコードがある場合は変換ツールを使用する ・手作業で置き換える ・場合によっては一から組みなおす というような方法がある。ただし、ゲームの演出によってはFlashにはあってもHTML5には実装できないものもある。ただ単に置き換えるだけではうまくいかない…ということを考えてみると、かなりの時間と手間がかかるものではないだろうか。 記事中のリヴリーアイランドに触れてみると、HTML5化はされたものの、企画の動き出しの時点でゲーム自体過疎化しており、また実際HTML5になったゲームをプレイしてみると、未実装部分やバグがいくつもあり、その苦労がうかがえる。 Flashが使われているゲームやWebサイトは現時点でも多い印象だ。あと1年少しの間、Flashサポート終了に伴う影響はまだまだ起こりえそうだ。 参考:『Livly Island』に関する大切なお知らせ 参考:『くまのプーさんのホームランダービー!』が2020年12月をもってサービス終了へ。スラッガーと化したプーさんの伝説に終止符 参考:【2020年末まで】Flashサポート終了の背景と、HTML5 移行について

商業捕鯨再開 クジラ、こんな使い道も

6月末に日本が国際捕鯨委員会(IWC)を脱退し、31年ぶりに商業捕鯨が始まった。ただ消費量は大きく減っている。日本人1人が年間で食べるクジラの量は全盛期の1962年には2.4キログラムだったが、近年は100グラムに届かない。現在クジラは食べる以外に、どのように加工、消費されているのか。 引用:https://r.nikkei.com/article/DGKKZO51392680V21C19A0TM3000 (日本経済新聞) 戦後の物のない時代、肉といえば鯨の肉、ベーコンといえば鯨ベーコンというのが当たり前でした。40代の私も給食で鯨の肉が出てくることが多かったのを覚えている。 しかし現在では全く見ることが無くなった。たまに居酒屋で刺身や煮物が登場する程度。当然、消費量も減るだろうし、食べる人も減る。 日本が国際捕鯨委員会(IWC)を脱退した経緯が気になっていたが、この記事では脱退の理由ではなく、鯨肉の活用事例を紹介している。 ・鯨肉は回遊魚の筋肉に多いアミノ酸バレニンがクジラの背中の赤身肉からとれ、疲労回復に効果がありサプリメントとして使われている。 ・鯨の軟骨は120年の歴史を持つ佐賀県の「玄海漬(づけ)」という特産の漬物に使われている。 ・鯨の油は保湿成分が高く、石鹸に利用されている。 ほんの一部の使い方になるが、今後の日本の捕鯨の行く末には注目したい。 ─ YODOQの見方─────────────────────────── 日本の捕鯨の事情について調査すると圧倒的に反捕鯨の記事が多いように感じる。調査なのでどちらの意見もフラットに見て考えをまとめないと都合の良い情報だけをとり入れると偏った見方になると考える。 反捕鯨の意見としては大きく3つ ・鯨が絶滅の危機に瀕している。種を守るため。という議論。 ・鯨やイルカは知能が高い哺乳類であり食料にするのは野蛮的だという議論。 ・食物連鎖の頂点でありメチル水銀の含有量による健康被害の可能性がある。 などがあげられる。 日本側の主張についてはなかなか記事が見当たらないが、基本的には1つであるが、反捕鯨側の主張に対し科学的観点から反論している。 ・各地の鯨に関する文化を守る(他国からの自国の食文化への干渉に対する反発)。 ・科学的なデータによる小型鯨の増加による大型鯨の減少の証明。 ・科学的なデータによる鯨の安全性の証明。 ・他国の食文化との対比(イギリス:うさぎ、オーストラリア:カンガルー) 脱退した理由としては国際捕鯨委員会(IWC)のような団体が、解決をさぐる交渉の場から思想・倫理の団体へと変わっていったことがあげられる。 日本が行う科学的アプローチに議論検討するような場でなく、可哀そう、野蛮的などの感情論で議論が進む団体となってしまった。これでは日本が国際捕鯨委員会(IWC)に対して主張する意味がなくなってしまったといったところが正しいようだ。 これらの情報から考えられることは、世界には様々な文化や人種があるにもかかわらず、一方の考えに集約させられていく動きにあるという事がわかる。一見グローバル化的な動きのように見えるが、ある1つの考えに反することへの差別的な発想が常態化する未来が見てとれるように思えてならない。 参考:反捕鯨意見:https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-35529672 参考:日本側意見:https://imidas.jp/jijikaitai/a-40-132-19-02-g712/5

マスコミの味方!? 音声・映像をAIで「自動文字起こし」手作業の時間 を3分の1以下に

パナソニック システムソリューションズ ジャパンは10月28日、AIとクラウドの技術を活用し、撮影・録音したデータを自動でテキスト化するサービス「P-VoT」(ピーボット)を11月13日にリリースすると発表した。放送・新聞・出版といったメディア企業のコンテンツ制作を効率化する狙い。 メディア業界では、コンテンツを制作する下準備として、インタビューなどの録音データをスタッフが聞き直し、手作業で書き起こすケースが多い。だが同社の試算によると、1時間分の音声・動画をテキスト化する作業の所要時間は約5時間掛かることもあり、長時間労働の一因になっているという。P-VoTでこれを約1.5時間にまで短縮し、業務改善につなげるとしている。 料金体系は従量課金制になっており、音声・映像を10秒分析するごとに20円の利用料が発生する仕組みとなっている。 引用:https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1910/28/news101.html ─ YODOQの見方あ─────────────────────────── このシステムはマスコミだけでなく、システム業界でも活用が可能となっている。例えば重要な打合せの議事録としても活用が可能になる。データは複数人で共有できる上に、共同で編集作業を行うこともできたり、セクションごとにロックをかけて編集が完了したテキストを改変されないようにすることもできる。 およそ一時間の打合せとすると、60秒×60分で3600秒、で10秒が20円になっているので、1時間7200円の利用料となっている。社内用として利用するにはコスト的に厳しい面もあるが、重要な案件での取引先との打ち合わせであれば、このようなサービスの利用も検討範囲かもしれない。 また、本来想定される使い方の一環として、WEBページに掲載するためのインタビューコンテンツ作成にも利用できる。 今後、他の分野や業界でも工夫次第で様々なシーンでの活用が可能になるかと思う。

伝説的ピアニストAIは人を感動させるか

ヤマハは、1982年に亡くなった伝説的なピアニストであるグレン・ゴールドのAIを開発し、そのコンサートの模様を動画公開した。 今までにもピアノの自動演奏は各社で行われてきたが、今回のグレン・ゴールドAIは、他の自動演奏と大きく異なる点が2点ある。 1点目は世界初「深層学習開発」であるという点である。グレン・ゴールド本人の演奏データ、さらにはグレン・ゴールドの弾き方の癖を知っているプロのピアニストの演奏データをもとにして、タッチやテンポといった細かい点もグレン・ゴールドに近づけている。また、これらのデータからグレン・ゴールドの弾き方を学習することで、学習した曲以外の全く新しい曲もグレン・ゴールド風に弾くことも可能にしている。 2点目は、人間の演奏を先読みできる点である。共に演奏する演奏者の手の動きや目の動きをリアルタイムでデータとして取り入れ、呼吸を合わせて協調して合奏することを可能にしている。 参考記事: 伝説のピアニストをAIで蘇らせた「Dear Glenn」プロジェクト、コンサート映像を公開 人との共演も ヤマハ グレン・ゴールドAI紹介ページ ─ YODOQの見方─────────────────────────── 実際にグレン・ゴールドAIコンサートの動画を見てみた個人的な感想は、まだ機械的な感じが抜けていないなという感じだった。動画であったため、鍵盤だけが動いている、という視覚的な違和感も加味されているかもしれない。 人間のピアニストとの連弾動画も公開されていたが、こちらも、息ぴったりとはいえない、と感じた。 しかし、別の動画Dear Glenn – Documentary Filmではグレン・ゴールドと交流のあった方に演奏を聴いてもらう、といったものもあり、こちらではグレン・ゴールドAIの演奏に感動している様子も映し出されていた。 「AIはどこまで人の心を動かせるのだろう。」 これはヤマハのグレン・ゴールドAIページの冒頭にも書かれている。 私自身は、音楽を含む芸術的な面でAIが人を感動させることには懐疑的であったが、この動画を見て、AIが人を感動させることの可能性を感じた。

ウェブサイトの脆弱性届出、大半がXSSで200件超

独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が、7月~9月の脆弱性関連情報に関する届出状況を発表しました。 グラフを見ると前四半期から急激にウェブサイトに関する届出が増えています(今期は全体の7割)。 届出された脆弱性がもたらす影響別の内訳については、2019年第3四半期では「本物サイト上への偽情報の表示」が237件、「個人情報の漏えい」が14件だった。累計では「本物サイト上への偽情報の表示」「ドメイン情報の挿入」「データの改ざん、消去」が全体の約8割を占める。 引用:https://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/1214494.html これは四半期ごとに発表しているもので、脆弱性関連情報の届出件数をまとめています。 脆弱性の届け出と合わせて、修正完了状況や連絡が取れない製品開発者の公表状況なども発表しています。 参考:https://www.ipa.go.jp/security/vuln/report/vuln2019q3.html ─ YODOQの見方─────────────────────────── 脆弱性は、日々新しいものが発見されたり、(残念ながら)作り込まれてしまったりしています。 今回、届出の多かったクロスサイトスクリプティング(XSS)は、ユーザーがWebページを閲覧する際に、任意のスクリプトが紛れ込み実行されてしまう脆弱性および攻撃方法です。Webを閲覧しているPCなどで不正なスクリプトを実行させるため、他の被害へ繋がっていきやすいと言えます。 Webページを管理している側の対策はもちろん必要ですが、利用者も適切な対策をしておくべきです。 ブラウザを最新にバージョンアップしたり、スクリプト実行を無効にする、電子メールで送られてくる不審なURLをクリックしないなどの対策がとれます。普段、何気なくおこなっているWebページやメールの閲覧にも気を配り、用心することで被害を防ぐことができます。 参考:https://www.trendmicro.com/ja_jp/security-intelligence/research-reports/threat-solution/xss.html ■備考 ・情報セキュリティ早期警戒パートナーシップ ソフトウェア製品及びウェブアプリケーションに関する脆弱性関連情報の円滑な流通、および対策の普及を図るための取り組み ・IPA 日本でのIT戦略を技術面、人材面から支えるために設立された法人

東京モーターショーで注目のメーカー

10月24日から、2年に一度開催される自動車関連の展示会、東京モーターショーが、東京ビックサイトで開催される。 自動運転など、いわゆるCASEと呼ばれる技術革新が注目される中、様々なメーカーが自社の製品やコンセプトを発表している。 日野自動車はトラックやバスなどの大型車両を製造販売しているが、今年は『FlatFormer』と名付けられたコンセプトカーを展示している。 本体部分は全長、全幅は4700×1700 mm と小型トラック規格だが、高さ335 mmと、台車状のデザインで、出力170 kw のモーターと50 kwh のリチウムイオン電池を備える。自動運転台車の上側ボディ部分はバス、トラック、美容室、自動販売機、ごみ収集リサイクル車など様々な機能を換装可能としている。 トラックと言っても荷台はオープンでコンテナを積み上げた状態になっており、ドローンとの連携によって荷物の積み下ろしをできるなど、車だけではなく社会における問題を解決するコンセプトを詰め込んだ内容になっている。 ─ YODOQの見方─────────────────────────── 今回、日野自動車はアニメ制作会社のサンライズが制作したアニメをプロモーションに活用しており、特設サイトでムービーを公開しています。 これまでのような「トラックを仕事で使う人だけ関係する」「バス・トラックの会社」のイメージを破るプロモーションです。 参考:日野自動車 東京モーターショー2019スペシャルサイト 日野自動車の過去のモーターショーの展示内容をすこしだけ追ってみました。 参考:response.jp ————————————————– 2000年 トヨタ、ダイハツと共同出展 ハイブリッドディーゼル車、ネット型運送業支援システム 車椅子乗降に対応したバスなど 2002年 ノンステップ小型路線バス「ポンチョ」 →現在も各地でノンステップバスとして活躍中 2007年 「ファーストクラスバス」セレガ プレミア →観光バス、高速バスなどで活躍中 ————————————————– 今年のモーターショーの出展内容が過去の出展に比べて異質なことがよくわかります。 かつてモーターショーといえばメーカーから新発売される「フラッグシップモデル」や斬新なデザインの「コンセプトカー」の発表の場所として認識されていたと思います。 今回の提案は、生活全般に及ぶ広い範囲での革新的なコンセプトを発信することで、これまでのモーターショーとは違った面白さがあると感じました。 日野自動車はこれまで「物流・運送業界の人」が主に注目するメーカだったように思いますが、今回はアニメという思い切ったプロモーション手段で、より幅広い人へ訴求しようとする意図が伺えます。 ────────────────────────────────── ■備考 170kwモーターは馬力換算すると230psで、一般的な小型トラックの出力としては十分。50kwhのバッテリー容量ではおそらく300㎞程度と予想できますが、商用車の走行距離としてはまだ不安がありそうです。

人々のための 公共冷蔵庫「フレディ」

人々は、日々驚くほど多くの食べ物を無駄にしている。貧しい国では飢えに苦しむ人が多くいる一方で、日本では食料消費全体の約3の1にあたる2,800万トンが毎年捨てられており、他の先進国でも同様の問題を抱えている。食品廃棄物の問題にはさまざまな要因があるが、そのひとつは、需要と供給のバランスがとれていないということだ。 そんな発想がまかり通っている世の中の頭を冷やすような取り組みが英国で行われている。「フレディ」と名付けられたロンドン初の公共冷蔵庫だ。設置されたのは、あまり裕福ではない人々が多く住む一方で、アフリカ系音楽などの文化を発信する、市の南側ブリクストン地域だ。 フレディに入っている野菜や果物、パンなどの食品は、市民や事業者が自由に食べ物を入れ、欲しい人が誰でも持って行ってよいことになっている。設置・運用の費用はクラウドファンディングや寄付によりまかなわれている。 冷蔵庫に入れることにより、ゴミではなく食べ物ですよ、というメッセージを発信し、市民がためらうことなく手を伸ばすことができる。また、日々の生活に困窮した人々に、わざわざゴミ箱から拾わせるのではなく、正式に食べ物として持ち出してよい場所を作ることは、社会の思いやりではないだろうか。 このようなインフラを整備することで、今まで廃棄していた食材を冷蔵庫に持ち込む業者も出てきている。ドイツや、スペイン、インドなどの国でも同様に公共冷蔵庫の取り組みが行われている。これは、ロンドン内のコミュニティにおける新たな助け合いの象徴だ。 引用:IDEAS FOR GOOD ─ YODOQの見方─────────────────────────── 日本でのフードシェアリングの実態について調べてみました。 インターネット上のフードシェアリングのサイトはかなりの広がりを見せています。 ・「TABETE」は、お店の売れ残りなどの余剰食品を安価に購入できるサービス。 ・「ReduceGO」は、サブスクリプション型の定額制で、月額1,980円で1日2回までお店の売れ残りなどの余剰食品をもらえるサービス。 ・「FOOD PASSPORT」は、月額定額制で飲食店の余剰食材を使ったおまかせメニューを格安で食べられるサービス。 ・「Otameshi」は、パッケージ変更品、外装打痕品、賞味期限間近商品などの品質には問題ない”訳アリ品”を定価の半額以下で提供しているサービス。 このようにかなり充実しています。では冒頭記事のようなアナログなサービスはどうでしょうか。公共の場所に冷蔵庫を設置して見知らぬ人々が食品を出し入れをするということに、分かち合いの原点のようなものを感じましたし、利用者がスマホやPCを持てる経済状況にあるとは限らないため、日本でも似たような事例がないかと探してみました。 ・「日本もったいない食品センター」は、実店舗を展開して安価で販売、もしくは無償で提供する大阪市福島区にあるNPOが運営し、現在のところ大阪市福島区、大阪市平野区、兵庫県尼崎市南塚口町、高知県高知市に店舗を展開しています。 ・「ふーどばんくOSAKA」は、廃棄食料を生活困窮者に届けるというサービス。 このような形態は、弱者支援のためという意味あいが強いようです。 さて、日本で冒頭記事のようなカジュアルなフードシェアリングができたら受入られるのでしょうか。 ・清潔好き、特に食べ物は他人が触ったと考えられるものは無理。 ・見ず知らずの人のものは受け入れがたい。 といったところが日本人の一般的な感覚ではないでしょうか。 では自分はというと、加工食品だったら賞味期限が過ぎていても大丈夫ですね。しかし生ものにはやはり抵抗があります。日本でも、まず手に取りやすい加工食品等から、安全、衛生を担保した上で「フレディ」ができていけないものだろうかと、夢想しました。 参考:フードシェアリングまとめ    日本もったいない食品センター    ふーどばんくOSAKA

CEATEC 2019開幕–20周年記念し自動運転走行や未来の社会を披露

「CEATEC 2019」が、千葉の幕張メッセで開幕した。 出展者数は787社/団体(2018年は725社/団体)。その内、海外からは25カ国/地域から250社(同19カ国/206社)が参加する。 「つながる社会、共創する未来」をテーマに、Society 5.0で実現する未来の社会を披露し、会期中16万人の来場を見込む。 2000年に「CEATEC JAPAN」としてスタートを切っており、2019年は20回目。これを迎えるにあたり、名称を「CEATEC」へと改めた。これには、国際社会に向けたメッセージをこめているという。出展数、小間数は2015年を底に、増加に転じており、2019年は2018年比で出展者数は8.6%増。出展小間数は18.8%増。ANAやYKK APなど新規企業が名を連ねているほか、スタートアップや大学の研究機関も170社/団体が参加している。 CEATEC 2019 総務大臣賞・経済産業大臣賞・部門賞・特別賞も、会期前日となる10月14日に決定された。総務大臣賞には富士通の「3Dセンシング/AIによる自動採点システム」、経済産業大臣賞には村田製作所の「業界最高水準の容量を持つ酸化物全固体電池」が受賞した。 ANAホールディングスの「アバター社会インフラ」は、特別賞としてSociety 5.0 TOWN賞を獲得している。 引用:<Cnet Japan> https://japan.cnet.com/article/35143928/ ─ YODOQの見方─────────────────────────── 経済産業大臣賞を受賞した村田製作所の酸化物全固体電池に注目してみました。 小型かつ高エネルギー密度を実現し、過酷な環境下でも高いパフォーマンスを発揮し、これまで実現が難しかったウェアラブル機器のさらなる小型化や信頼性の向上が期待されます。 また、従来のリチウムイオン二次電池と比べ、優れた安全性・耐久性を実現しているため、特に高い安全性が要求され、長時間の利用が前提とされるワイヤレスイヤホンなどのヒアラブル機器や広がりをみせるIoT社会の多様なニーズに対応し、豊かな社会の実現に貢献することが期待されるというのが選評でした。 酸化物全固体電池について説明しておくと、一般的な電池で使用する電解液の代わりに、酸化物セラミックス系電解質を使用しており、「燃えない」「熱に強い」特性を有しています。 現在、様々な電源に使われるリチウムイオン電池は時々ニュースにもなっていますが、可燃性の有機電解液に起因して放電時等の発熱によって発煙・発火する危険性があります。その為、電解液の液漏れを防ぐための丈夫な容器が必要でしたが、固体になることで容器が必要無くなり、小型化や形状に縛りが無くなります。それによって、村田製作所が開発した製品は縦と横の寸法がそれぞれ5~10mm、高さが2~6mmと小型でかつ、容量は2mAh~25mAh(25℃)を実現しており、これまで公表されている全固体電池の1mAh以下と比べて格段に容量が大きいことが、この分野で革新的だったということで賞に選ばれたのだと思います。 この先、全固体電池はリチウムイオンに代わる電池として更に注目されることになるかと思います。 参考:<Yahoo!ニュース> https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191015-00000165-impress-ind

男性の育児休暇

日本労働組合総連合会は、「男性の家事・育児参加に関する実態調査」を実施。回答者の62.7%が「仕事と育児の両立が理想」と考えている中で、実際に両立できている人は30.4%と半分に満たず、理想と現実とのギャップが大きく表れた。また、育児のために取得した休業・休暇について聞いたところ「有給休暇」が35.6%と最も多く、「育児休暇」を取得した人はわずか7.2%にとどまっている。 引用:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191009-00000049-it_nlab-bus_all ─ YODOQの見方─────────────────────────── 政府は18年度に6.16%だった男性の育休取得率を20年度には13%まで引き上げることを目標にしている。今回の調査では7.2%と18年度に比べて1ポイントほど上がり、過去最高だったそうだが、目標の13%には程遠い。なぜ育休取得率が上がらないのかは記事に挙げられているが「休んだときの代わりがいない」「収入が減るのではという不安」「男性が育休を取ることに対する抵抗感」が主な原因である。 これに対し、企業としてとるべき措置としては、属人化(この人がいないと仕事が回らない、あの人しかできない仕事があるなど)をなくすなどの職場環境の改善、男性でも育休を取りやすい雰囲気を作るための意識改革、育休中の収入の減少をカバーする育児休暇制度などの充実化が必要になってくる。 男性の育休を促進するため、政府も様々な取り組みを行っている。 イクメン助成金とも呼ばれる出生時両立支援助成金が平成28年4月より新設、これは男性従業員に子供が生まれた後8週間以内に5日以上(大企業の場合は14日以上)育休を取得させた事業主に支給されるというもの。育休1人目は大企業なら30万円、中小企業なら60万円が支給され、2人目以降も15万円ずつ支給される。また、もっと極端な動きとして、男性育休の義務化を目指す動きも2019年6月ごろ政府の中で見られる。 参考:https://www.minnano-joseikin.com/articles/15637 実際に男性育休を義務付けた企業もある。積水ハウスは2018年9月に男性社員に1ヵ月以上の育児休業取得を義務付けた。このことにより単に育休率が増えただけでなく、「仕事をフォローし合う風土になった」とか「仕事に対するモチベーションが上がった」などのプラスの声もあがっているという。 参考:https://style.nikkei.com/article/DGXMZO43077400Z20C19A3TY5000/

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